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vol.393【鍼仙人伝】氣に生き、志で立つ
第一章:理想と現実のはざまで 高校卒業後、僕は昼間に調理の仕事、整形外科、接骨院、Barなどで働きながら、夜は柔道整復師の学校へ通った。現役で国家試験に合格し、50店舗を展開する大手整骨院グループに入社。そこでは、絶妙な圧加減と繊細な施術で人を治す本物の院長、そして素晴らし...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.342【美容】男性ホルモンと氣の関係〜東洋医学が導く“男の活力美学”〜
「最近、なんとなく元気が出ない」 「昔よりやる気が続かない」 「顔つきが冴えない」 それは、男性ホルモン(テストステロン)の低下だけでなく、 “氣”のめぐりの滞り が根底にあるかもしれない。 今回は、東洋医学の視点で男性ホルモンと氣の関係を読み解き、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.322【鍼仙人秘術】六波羅覇眼とは何か?〜“手に眼を宿す”感知力の正体〜
「この人、どこに異常があるんだろう?」 そう思う前に、もう“感知”している。 触れるより前に察知し、 把持した瞬間に、その深さを“読み取る”。 私はそれを【六波羅覇眼】と呼ぶ。 それは、“氣の流れ”と“組織の声”を読む術。 視るのではない。聴くのでもない。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.306【傷寒論】氣閉と鍼灸:閉じ込められた“氣の扉”をひらく術
氣が詰まる。 氣が閉じる。 『傷寒論』では、外からの寒邪や内からの情動によって、 氣の動きが完全に閉ざされてしまう“氣閉(きひ)” という状態が語られる。 それはまるで、呼吸も、意識も、流れも止まりかけた静寂──。 今回は、氣の扉が閉じるとはどういうことか。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.300【傷寒論】虚熱の鍼灸:足りなさが生む“熱”という矛盾を解く
熱があるのに、氣は弱い── それが「虚熱」という不思議な現象。 『傷寒論』が捉えたこの症候は、 氣血が不足しているがゆえに、熱がこもる という矛盾のかたち。 今回は「足りないから熱が生じる」という東洋医学的論理を、 鍼灸という術でどう紐解き、どう調整するのかを追求する。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.283【傷寒論】太陽病の進行パターンと“氣象学”
氣は留まらない。氣は流れる。 だからこそ、病もまた“氣の気象”として移ろいゆく。 『傷寒論』における「六経弁証」は、単なる分類ではなく“氣の変遷”を捉えるための図式である。なかでも太陽病は、その始点であり、氣の乱れが次なるステージへと進行していく起点でもある。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.282【傷寒論】太陽経と膀胱経・小腸経:氣の防衛ラインを診る
背中は語る──その言葉を、鍼灸師だけが聴くことができる。 『傷寒論』における「太陽病」は、実際には“太陽経”の氣の乱れを指す。その太陽経とは、膀胱経と小腸経から成り、主に背部を通って身体を外邪から護る防衛ラインとなっている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.277【傷寒論】傷寒論とは何か?なぜ鍼灸師が読むべきか
風が肌を撫でる季節の変わり目、人はふとしたことで風邪を引く。だが、「風邪」という言葉に隠された真の意味を、我々は本当に理解しているだろうか?── 2000年近く前、中国の医聖・張仲景によって著された『傷寒論』は、単なる風邪の本ではない。そこに記されているのは、「氣がどこから...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.266【難経第七十一難】臓腑の氣はどう出入りするか?〜氣の流通と“呼吸する身体”〜
東洋医学が「氣の医学」と呼ばれる理由。 それは、目に見えぬ“氣”の動きが、 命そのもののリズムと深く結びついているからだ。 『難経』第七十一難はこう問う。 「臓と腑、氣はどこから来て、どこへ出てゆくのか?」 この一見シンプルな問いが示すのは、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.264【難経第六十九難】子母補瀉の原則とは?〜氣の親子関係と治療の理
「なぜ、肝の虚に腎を補うのか?」「心の実に脾を瀉すのか?」 そんな疑問に、古典は明快に答える。 『難経』第六十九難。 それは、五行における“氣の親子関係”に触れた一節。 “虚すれば母を補い、実すれば子を瀉す”—— この原則が、私たちの施術の奥行きを深めてくれる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.246【難経第五十一難】臓腑の氣の通路とは?〜陰陽五臓の氣の循環〜
氣は、どこから来て、どこへ流れるのか。 『難経』第五十一難は、 臓腑の氣の循環とその通路 について明確に説いている。 それは単なる構造ではなく、命の営みそのものを言語化した“氣の地図”である。 【1. 臓腑の氣は、どこを通るのか】...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.244【難経第四十九難】なぜ左手と右手で診るのか?〜陰陽と臓腑配当の秘密〜
左手は心を、右手は肺を。 鍼灸師なら誰もが知る“左右の脈の違い”。 だが、その根拠はどこにあるのだろうか? 『難経』第四十九難では、脈診における「左右の手の配当」について明確に述べられている。 それは単なる慣習ではなく、 陰陽と臓腑の哲学に基づいた診断体系 なのだ。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.242【難経第四十七難】“氣口”とは何か?〜寸口脈診の本質〜
脈を診る──それは、氣を診ること。 『難経』第四十七難では、東洋医学における代表的な脈診部位、 すなわち**「氣口(きこう)」=寸口の脈**について深く掘り下げられている。 寸口とは、単なる血流の拍動点ではなく、 氣の状態が最も如実に現れる“生命の窓” なのだ。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.241【難経第四十六難】氣が反応するツボとは?〜募穴・原穴の意味と使い方〜
ツボは、ただ“押す場所”ではない。 氣が集まり、響き、訴える“氣の交信点” である。 『難経』第四十六難では、「募穴(ぼけつ)」と「原穴(げんけつ)」という、 氣の異常が顕れやすい“特別なツボ”について解説している。 それは、“内なる氣”と“外からの診断・施術”をつなぐ橋渡...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.239【難経第四十四難】氣はどこに集まり、どう発散するか?〜中焦と三焦の氣流〜
氣は、ただ流れているのではない。 “集まり”、そして“発される”場所がある。 『難経』第四十四難では、氣の中枢的な集積場である「中焦」と、 全身への分布・排出の経路を担う「三焦」について言及されている。 氣の発動点と拡散経路を理解することは、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.238【難経第四十三難】氣の乱れはどこから始まる?〜内因・外因・不内外因〜
氣は、何かによって乱される。 その“何か”を見極めることこそ、 診断・治療・そして予防の根本 である。 『難経』第四十三難では、氣の乱れを起こす原因を、 内因・外因・不内外因 の三分類で示している。 それは、現代においても臨床的示唆に満ちた“氣の乱れの羅針盤”である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.237【難経第四十二難】氣の消長とは?〜氣が増減するとき、何が起こるか〜
氣は、一定ではない。 日々、刻々と“増え”、そして“減っていく”もの。 『難経』第四十二難では、 氣の“消長(しょうちょう)”──つまり、 氣の盛衰・増減のリズム について述べている。 これは、生命のリズムであり、治療のタイミングを見極める鍵でもある。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.236【難経第四十一難】氣が左右に乱れるとき〜側偏と氣の方向性〜
東洋医学では、氣の乱れは“上”や“下”だけではなく、“左右”にも現れる。 『難経』第四十一難では、「側偏(そくへん)」と呼ばれる現象、 つまり 身体の片側に偏った症状や氣の乱れ について論じている。 この“横の偏り”こそ、現代臨床においても極めて重要な観点である。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.235【難経第四十難】氣の上下とは何か?〜陰陽の呼応と昇降出入〜
氣とは、ただ巡るだけではない。 上下・出入という“方向性”をもって働く力 である。 『難経』第四十難では、氣の動きが「昇・降・出・入」の四つに分かれること、 そしてその調和が生命を保つカギであることを説いている。 まさに、氣は“立体的に働くエネルギー”。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.234【難経第三十九難】氣はどこから来て、どこへ行く?〜五臓における氣の循環図〜
氣は、ただ存在するのではない。 絶えず「巡っている」ものだ。 『難経』第三十九難では、五臓六腑における氣の生成・運行・分布のルートを描き出している。 これはまさに、“氣の地図”。 それを理解することで、 なぜここに症状が出るのか?なぜその順で伝播するのか? が、明確になる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分
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