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voyage.Lab コラム


vol.160【霊枢】経絡と臓腑のリンクとは?〜なぜそのツボが効くのか〜
「その症状に、このツボが効きます」──東洋医学の臨床ではよく語られる定番フレーズ。 だが、 なぜそのツボなのか? ただの経験則ではない。その根底には、『霊枢』が描いた“経絡と臓腑をつなぐ理論構造”がある。 ツボは単なる点ではない。それは 氣の流れる道=経絡...
voyage20200904
10 時間前読了時間: 4分
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vol.159【霊枢】五臓別の治療戦略:肝虚・脾虚・腎虚をどう診るか〜氣の“根本不足”にどう立ち向かうか〜
東洋医学における「虚」とは、単なる“体力低下”ではない。それは、 氣の根本的な“枯渇”や“生成不足” ──つまり、「生きる力」の深部に起きた異変である。 特に多いのが、 肝・脾・腎の虚証 。これらは“氣を生む・めぐらす・支える”三本柱とも言える五臓であり、そのどれかが崩れれ...
voyage20200904
10 時間前読了時間: 4分
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vol.158【霊枢】虚実・寒熱・表裏・陰陽で治療方針を立てる〜氣のバランスを“4つの軸”で捉える〜
氣は、常に動き、変化している。その動きの“ズレ”や“過不足”が、症状として現れる。 では── そのズレをどう読み、どう戻すのか? 東洋医学は、氣の状態を捉えるために、4つの診断軸を持っている。それが、 虚実・寒熱・表裏・陰陽 。...
voyage20200904
10 時間前読了時間: 3分
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vol.157【霊枢】舌診・腹診と五臓のつながり〜氣の“形”と“響き”を診る〜
氣は目に見えない。だが、 氣が“形”となって現れる場所 がある。 それが舌。そして、 氣が“響き”となって伝わる場所 がある。 それが腹。 『霊枢』では、五臓六腑の氣は身体の表面に表れるとされ、舌と腹は、その代表的な**“氣の表出点”**である。...
voyage20200904
10 時間前読了時間: 4分
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vol.156【霊枢】脈診とは何か?〜手首の奥にある“生き様”〜
脈を診る──それは単に“拍動のリズム”を感じるだけではない。東洋医学における脈診(みゃくしん)とは、 その人の氣・血・臓腑・感情・生活・宿命までも感じ取る 、極めて深遠な技術である。 『霊枢』では、寸口の脈に五臓の氣が集まり、そこに「人のすべてが現れる」と記されている。...
voyage20200904
10 時間前読了時間: 3分
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vol.155【霊枢】病邪の伝変ルートとは?〜内から外へ、外から内へ〜
「病は気から」とはよく言われる。だがその“氣”が、どこから侵入し、どのように拡がり、そしてどう退いていくのか──この「病邪の伝変(でんぺん)」こそ、東洋医学が誇る ダイナミックな病理観 である。 『霊枢』では、氣の動きに準じて、邪氣が 表層から深層へ/深層から表層へ...
voyage20200904
10 時間前読了時間: 3分
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vol.154【霊枢】正氣と邪氣の戦いとは?〜免疫と未病の視点〜
東洋医学では、健康とは「氣の均衡」であり、病とは「氣の破れ」だとされる。その中で最も根本的かつ重要なテーマが── 正氣(せいき)と邪氣(じゃき)の戦い。 『霊枢』では、病気の発生には「外から入る邪氣」と「内なる正氣」との戦いがあるとされる。この戦いが起こる“氣の戦場”こそ、...
voyage20200904
10 時間前読了時間: 3分
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vol.153【霊枢】氣の生まれる場所とは?〜脾胃・腎・肺に宿る氣の生成法則〜
氣は、どこからやってくるのか?どこに宿り、どこで育まれ、どう巡っていくのか── 生命を支える“氣”という見えない力の源を辿ることは、すなわち「身体という宇宙」の設計図を読み解くことでもある。 霊枢は、氣の生成に関わる臓腑として、特に 脾胃・腎・肺...
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12 時間前読了時間: 3分
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vol.152【霊枢】氣とは何か?〜霊枢が描く“生命の本質”〜
「氣」とは何か? この問いに、私たちは一体いくつの答えを持っているだろう。“エネルギー” “バイタルフォース” “プラーナ”──さまざまな概念が錯綜する中で、**東洋医学の“氣”**は、ただの生命力ではない。 氣は、流れであり、変化であり、意思であり、存在の働きそのもの。...
voyage20200904
13 時間前読了時間: 3分
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vol.151【霊枢】刺鍼の深さと方向とは?〜なぜ“深く刺す”と効くのか?〜
「その鍼、深いね」──そんな言葉を患者から言われたことはないだろうか。 鍼灸治療において、“刺す深さ”と“刺す方向”は、施術効果を大きく左右する要素。だが単に「深く刺せば効く」という単純な話ではない。 『霊枢』では、深さと方向が...
voyage20200904
13 時間前読了時間: 3分
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vol.150【霊枢】九鍼の哲学とは?〜なぜ九種類も鍼があるのか?〜
「鍼」と聞いて、一般の人が思い浮かべるのは、おそらく“細くて長い一本の鍼”。しかし、古代の鍼灸において“鍼”とは、決して一本の道具を指す言葉ではなかった。 『霊枢・九鍼論篇』によると──古代には 九種類の鍼 が存在し、それぞれに「目的」「深さ」「操作」「氣の働き」が異なっ...
voyage20200904
23 時間前読了時間: 4分
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vol.149【霊枢】氣口・氣海・氣街とは?〜氣が集まる3つの重要エリア〜
氣の流れを知ることは、東洋医学における治療の基盤である。だが、その氣がどこから出入りし、どこに溜まり、どこを通過するのかを正確に把握している術者は、実は少ない。 『霊枢』には、氣の流れに関する3つのキーワードが登場する。それが──...
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23 時間前読了時間: 4分
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vol.148【霊枢】氣至而有応とは?〜術者と患者の“氣の交感”〜
氣は、ただ流れるものではない。氣は、“届く”もの── そして、その氣が“届いた”ときにのみ、治療は本当に始まる。これこそが、『霊枢』の名句「氣至而有応(き いたって こたえ あり)」の核心である。 この一文は、単なる古典の言葉ではない。氣が通じ合ったときにだけ起きる“身体の...
voyage20200904
23 時間前読了時間: 3分
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vol.147【霊枢】五変の刺法とは何か?〜虚実を超えた“氣の反応”〜
「補か、瀉か」──東洋医学の刺法において、しばしば語られる二択。だが、 虚か実か という表面的な判断だけで、氣の本質を捉えることはできない。 『霊枢』はその先を示している。そこにあるのは、「五変の刺法」──氣の状態に応じて、 五通りの応答法 を使い分ける高度な鍼技である。...
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24 時間前読了時間: 3分
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vol.146【霊枢】氣の動きを操る技術とは?〜行気・調気・迎随の法則〜
東洋医学の本質は「氣の動態」にある。どこから氣が生まれ、どこを通り、どこへ向かい、どう滞り、どのように変化するか。この氣の動きを把握し、それを術者が“意図して操作する”──これこそが『霊枢』が伝える治療技術の真骨頂である。...
voyage20200904
24 時間前読了時間: 4分
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vol.145【霊枢】病邪の伝変ルート〜内から外へ、外から内へ〜— 邪氣は“形を変えながら”、身体の奥へと進む —
風邪が悪化して肺炎になった、ストレスから胃の不調が続き、やがて皮膚まで荒れ出した――東洋医学ではこのような変化を「病邪の伝変(でんぺん)」と捉えます。 それは単なる“病気の進行”ではなく、 氣と臓腑の動きが変化した軌跡 。『霊枢』はこの動きを「内から外へ、外から内へ」と明確...
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1 日前読了時間: 3分
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vol.144【霊枢】正氣と邪氣の戦い〜免疫と未病の視点〜— 邪を祓うのではなく、正を養う医学 —
「病気になる前に、なにかおかしいと感じる」「体は元気だけど、どこか不調」それは、 邪氣が入り始めたが、まだ勝負がついていない状態 ――東洋医学ではこれを「未病(みびょう)」と呼びます。 【1. 正氣とは?邪氣とは?】 🟡《霊枢・邪客篇》: 「正氣存内、邪不可干。」 →...
voyage20200904
1 日前読了時間: 3分
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vol.143【霊枢】氣の生まれる場所とは?— 脾・腎・肺、三つの臓が氣を生み出す“命の工房”である —
氣は天から降るものでもなく、ただ存在しているものでもありません。氣は、内臓の連携によって生み出され、全身をめぐる“動的な生成物”です。 『霊枢』は、氣の生成に関わる主要な臓器として 脾・腎・肺 を挙げ、それぞれが違った形で氣を生み、支えていることを説いています。 【1....
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1 日前読了時間: 3分
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vol.142【霊枢】氣とは何か?〜霊枢が描く“生命の本質”〜— 氣とは、生命の意志であり、関係性を動かす原動力 —
「血は目に見える。でも、氣は見えない」「氣って、ただの“やる気”や“元気”じゃないの?」そう思われることもあります。けれど霊枢における“氣”の概念は、 物質でもあり、エネルギーでもあり、意思を持つ力 として描かれています。 【1. 霊枢が語る「氣」とは?】...
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1 日前読了時間: 3分
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vol.141【霊枢】構造医学と東洋医学の接点— 骨格の歪みは、氣の乱れの姿である —
「骨盤の歪みが不調の原因です」「ストレートネックだから頭痛が起きてますね」 こうした現代の構造的アプローチは確かに的確。一方、東洋医学では不調を 氣の滞り・臓腑のアンバランス と捉えます。 形を見るか、流れを見るか。構造医学と東洋医学は、違う言語で同じことを語ろうとしている...
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