vol.237【難経第四十二難】氣の消長とは?〜氣が増減するとき、何が起こるか〜
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月1日
- 読了時間: 4分
氣は、一定ではない。 日々、刻々と“増え”、そして“減っていく”もの。
『難経』第四十二難では、 氣の“消長(しょうちょう)”──つまり、氣の盛衰・増減のリズムについて述べている。
これは、生命のリズムであり、治療のタイミングを見極める鍵でもある。
【1. 氣の消長とは“波”である】
氣は波のように満ち、そして引く。
朝は陽氣が昇り、活動のエネルギーとなり
夜は陰氣が増え、氣が内へと納まる
これは日内リズムだけでなく、
季節(春夏は伸び、秋冬は収まる)
月経周期、年齢、生涯のライフサイクル にも関わっている。
つまり氣の消長とは、自然と共鳴する生命の“律動”なのだ。
【2. 消長の失調が病を生む】
氣の増減がうまくいかないと:
陽氣が引けない → 興奮・不眠・のぼせ
陰氣が盛りすぎる → 無気力・冷え・内向きすぎる感情
増えるべきときに増えない → 虚弱・倦怠感・不安感
減るべきときに減らない → イライラ・過緊張・頭痛
これらはすべて、氣の“波”が乱れているサインである。
【3. 臨床では“タイミング”を診る】
氣の消長があるという前提に立てば、
「いつから悪化したか」
「どの時間帯・季節・周期で悪化するか」
「改善するときは、どんなリズムか」
を問うことが極めて重要となる。
そして:
陽が伸びる朝には、補陽や運動の処方を
陰が盛る夜には、収斂や休息の養生を
季節に応じて施術内容を微調整する
治療とは、“氣の波に寄り添う技術”でもある。
☯️ 鍼仙人はこう観る:
氣とは、止まらぬ水のようなもの。 満ちれば引き、引けばまた満ちる。 その波を読まずして、術者とは呼べぬ。
鍼仙人はこう考える:氣の消長とは、命のリズムそのもの。 波を無視すれば溺れ、波を知れば乗れる。
🔚まとめ
氣は増え、減る。 その波を診ることが、診断と治療を“リズムの芸術”へと変える。
今日から活かせる一言:氣のリズムに耳を澄ませよ。
📘次回予告
次回は、vol.238【難経第四十三難】氣の乱れはどこから始まる?〜内因・外因・不内外因〜をお届けします。 氣が乱れる“原因”に迫り、病の本質を深く探っていきます。
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氣は、波のように寄せては返す。
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『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。
プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。
鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。鍼灸・柔整・構造医学・東洋医学をはじめとする幅広い知識と手技を融合。
「施術は科学であり、芸術である」を理念に、心身の真の調和を追求。
🟡典拠
『難経』第四十二難

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