vol.246【難経第五十一難】臓腑の氣の通路とは?〜陰陽五臓の氣の循環〜
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月1日
- 読了時間: 4分
氣は、どこから来て、どこへ流れるのか。
『難経』第五十一難は、臓腑の氣の循環とその通路について明確に説いている。 それは単なる構造ではなく、命の営みそのものを言語化した“氣の地図”である。
【1. 臓腑の氣は、どこを通るのか】
五臓六腑はそれぞれ単独に存在しているわけではなく、
心→肺→肝→脾→腎→心 というように、氣は一方向に循環しているとされる。
この循環は:
陰から陰へ(五臓間)
陽から陽へ(六腑間)
陰陽を貫いて氣血が巡る
まさに命のリズムが“氣の通路”によって保たれていることを示している。
【2. なぜ氣の循環が重要なのか】
氣が停滞すれば:
臓腑の機能低下
経絡の詰まり
情緒・精神の不安定化
逆に氣が順調に巡れば:
臓腑の連携がスムーズに
代謝・免疫・思考力も活性化
つまり、氣の通路の滞り=“生命の渋滞”であり、 治療とはこの道を整備することに他ならない。
【3. 臨床で氣の通路をどう整えるか】
五臓それぞれに対応する経絡の通りをよくする
氣滞の箇所に対して疎通・補瀉・瀉法を適用
“流れの分岐点”を診る(中焦や関元など)
さらに:
五臓それぞれの時間帯(子午流注)を活かす
日常生活における“氣の巡らせ方”を指導(呼吸・食事・睡眠)
これらが、“氣を動かす施術”の本質である。
☯️ 鍼仙人はこう観る:
氣とは、道であり、音でもある。 滞った氣は、沈黙した旋律。 動き出した氣は、命の協奏。 氣の通路を整えるとは、命のハーモニーを奏で直すことである。
鍼仙人はこう考える:氣の流れは、人生の流れでもある。 どこかで詰まり、どこかで滞る。 だからこそ、氣を通すことが、生きることなのだ。
🔚まとめ
氣の通路を読み解くことは、命の地図を手にすること。 施術とは、氣の渋滞を解除する“流れの芸術”である。
今日から活かせる一言:氣は流れて、命となる。
📘次回予告
次回は、vol.247【難経第五十二難】臓腑の氣の偏りとは?〜五臓の虚実を診る〜をお届けします。 氣の巡りに差があるとき、臓はどう語るのか?──“虚実の哲学”を深堀りします。
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氣は、通ってこそ、生きる。
隠れ家のようなプライベートラウンジで、
“滞った氣に、流れを与える”東洋の手あてをお届けします。
『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。
プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。
鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。鍼灸・柔整・構造医学・東洋医学をはじめとする幅広い知識と手技を融合。
「施術は科学であり、芸術である」を理念に、心身の真の調和を追求。
🟡典拠
『難経』第五十一難

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