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vol.313【傷寒論】氣閉と鍼灸:滞りゆく“氣の行方”に風を通す手あて
何をしても氣が動かない。 呼んでも、届かない。 ──それは、「氣閉(きへい)」。 氣の通路が塞がれ、内と外の行き来が閉ざされた状態。 『傷寒論』においても、氣が閉じることによって、寒厥や昏睡、反応の低下が生じる局面が記されている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.309【傷寒論】氣鬱と鍼灸:心に滞る“氣の重さ”を解き放つ術
氣が重い。 胸が塞がる。 涙が出ない。 ──それは、感情が氣を詰まらせている状態。 『傷寒論』にも、氣の流れが心に閉じこもることで生じる 「氣鬱(きうつ)」という内的停滞 の描写が随所に見られる。 今回は、氣鬱という“こころの渋滞”に鍼灸がどう寄り添い、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.285【傷寒論】陽明経と胃・大腸の氣の読み方
陽明病の中心にあるのは、消化器という“氣の炉”の異変である。 胃と大腸は「氣血津液の精製と運搬」という生命活動の根幹を担い、陽明経はその氣の大動脈とも言える経絡だ。 本稿では、陽明経の構造とその氣の流れ方を、現代の臨床鍼灸に活かす視点で解説する。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.246【難経第五十一難】臓腑の氣の通路とは?〜陰陽五臓の氣の循環〜
氣は、どこから来て、どこへ流れるのか。 『難経』第五十一難は、 臓腑の氣の循環とその通路 について明確に説いている。 それは単なる構造ではなく、命の営みそのものを言語化した“氣の地図”である。 【1. 臓腑の氣は、どこを通るのか】...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.239【難経第四十四難】氣はどこに集まり、どう発散するか?〜中焦と三焦の氣流〜
氣は、ただ流れているのではない。 “集まり”、そして“発される”場所がある。 『難経』第四十四難では、氣の中枢的な集積場である「中焦」と、 全身への分布・排出の経路を担う「三焦」について言及されている。 氣の発動点と拡散経路を理解することは、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.208【難経十三難】氣口・人迎の診察とは?〜頸動脈の“氣”をどう読むか〜
「人迎と氣口、どちらが強いですか?」 東洋医学の古典において、脈は手首だけではない。 頸部の動脈──すなわち**人迎(顎の下)と氣口(橈骨動脈)**は、全身の氣を測るための“陰陽のゲート”として扱われていた。 難経十三難では、この 二つの脈の強さの比較 から、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分
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