vol.313【傷寒論】氣閉と鍼灸:滞りゆく“氣の行方”に風を通す手あて
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月8日
- 読了時間: 5分
何をしても氣が動かない。 呼んでも、届かない。
──それは、「氣閉(きへい)」。
氣の通路が塞がれ、内と外の行き来が閉ざされた状態。 『傷寒論』においても、氣が閉じることによって、寒厥や昏睡、反応の低下が生じる局面が記されている。
今回は、“詰まりすぎて動かなくなった氣”をどう見つけ、どう風を通すか。 鍼灸による氣閉突破の術を言語化していく。
【1. 氣閉とは“氣の通路が閉ざされ、流れが停止した状態”】
【代表的な症状】
手足が冷える・動かない/意識がぼんやりする
呼吸が浅くなる/声が出ない・言葉が遅れる
身体の反応が鈍い/何も感じない・反応が乏しい
▶️氣閉とは、“氣が流れようとする道筋”がどこにも見つからない状態。
感覚は閉じ、氣は内に籠り、まるで世界と断絶しているような状態を示す。
【2. なぜ氣は“閉じる”のか?】
極端な冷え(寒邪侵入)による氣門の閉塞
長期的な氣の虚により、氣を動かす力自体が不足
精神的ショック・トラウマによる感覚の遮断
▶️氣閉は、氣が通る“道”も“意志”も失った状態。
流れないのではなく、動こうとしないのだ。
【3. 鍼灸で氣閉を“突破”する戦術】
【使用経穴】
意識と感覚を呼び戻す:人中・印堂・百会・合谷・太衝
内外の氣門を開く:神闕・関元・気海・膻中・中脘
動かぬ氣に火を入れる:命門・大椎・足三里・湧泉(灸)
【操作の工夫】
鍼は響きを追わず、“氣の輪郭”を優しく探る
灸は「灯りを灯す」ように、芯へと温を注ぐ
呼吸を合わせ、氣の“扉”が開く瞬間を見逃さない
▶️氣閉の治療とは、“閉ざされた氣の風口”を探し、そっと窓を開ける作業である。
【4. 鍼灸ができる“氣閉のケア”とは】
まず氣を“呼びかける”こと──ここに在ることを氣に知らせる
触れ、温め、待ち、共鳴すること
反応が出なくても、「氣はそこにある」と信じること
▶️氣閉において、鍼灸師は“氣の声なき声を聴く”存在となる。
☯️ 鍼仙人は語りかける:
鳴かぬ氣も、耳を澄ませば応えてくる。 鍼は、氣の沈黙に寄り添い、微かな鼓動を待つ灯火であれ。
🔚まとめ:
氣閉とは氣の通路が塞がれ、動かなくなった状態
寒邪・氣虚・精神的ブロックなどが原因となる
鍼灸は氣の道筋を見つけ、風通しを生むことで氣を再起動させる
🎯今日から活かせる一言:
閉じた扉に、まずは“在る”という気配を届けよう。
📘次回予告:
次回は「氣鬱(再訪)と鍼灸」──感情と氣の滞りの複合型に、再び焦点を当てていきます。
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“背中に宿る氣の声を聴き取る。”
隠れ家のようなプライベートラウンジで、
沈黙する氣に火をともす“氣閉突破刺鍼”をお届けします。
『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。 プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。 鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。 氣脈走査術、経絡調律法、頭項導引鍼、外邪遮断刺鍼──太陽経を操るための臨床術を日々研磨している。
施術は科学であり、芸術である。 氣は触れ、響き、流れる──その一手が世界を変える。
🟡典拠:『傷寒論』

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<施術・メニュー系> :鍼灸・整体・美容鍼・氣閉突破刺鍼・氣再起動法・沈黙鍼灸術・氣門開放施術・命門灸・氣感共鳴法・感覚喚起鍼
<症状・お悩み系> :肩こり・腰痛・手足の冷え・意識がぼんやり・声が出ない・反応がない・息が浅い・氣が動かない・動けない・無気力
<ケア対象・ターゲット別> :氣が感じられない方・反応が乏しい方・極度の冷え性の方・心身の遮断感がある方・自律神経失調の方・気分の起伏が乏しい方・病後の虚弱・疲れやすい方・深い内向傾向の方・再起を目指す方・氣を再び感じたい方
<施設タイプ・専門性> :鍼灸院・整体サロン・氣閉専門対応・感覚喚起施術・完全予約制・女性専用・隠れ家サロン・口コミ高評価・駅近・氣流再生対応
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