top of page
検索


vol.314【傷寒論】氣鬱(再訪)と鍼灸:感情と氣の“重なり滞る渦”に寄り添う
氣が詰まって動かない。 感情も、呼吸も、閉じこもったまま。 ──それは、“感情と氣の渋滞”が重なり合う、複合的な「氣鬱(きうつ)」。 『傷寒論』における“鬱”は、単なる精神症状ではなく、氣の滞りが感情や身体の動きにまで及ぶ、 全身的な停滞として描かれている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.313【傷寒論】氣閉と鍼灸:滞りゆく“氣の行方”に風を通す手あて
何をしても氣が動かない。 呼んでも、届かない。 ──それは、「氣閉(きへい)」。 氣の通路が塞がれ、内と外の行き来が閉ざされた状態。 『傷寒論』においても、氣が閉じることによって、寒厥や昏睡、反応の低下が生じる局面が記されている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.309【傷寒論】氣鬱と鍼灸:心に滞る“氣の重さ”を解き放つ術
氣が重い。 胸が塞がる。 涙が出ない。 ──それは、感情が氣を詰まらせている状態。 『傷寒論』にも、氣の流れが心に閉じこもることで生じる 「氣鬱(きうつ)」という内的停滞 の描写が随所に見られる。 今回は、氣鬱という“こころの渋滞”に鍼灸がどう寄り添い、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.290【傷寒論】少陰病の氣象:深層で静かに崩れる“生命の火”
表に熱がない。 脈も弱い。 しかし、その沈黙の底で、氣の灯がゆっくりと消えかかっている── それが「少陰病」の氣象である。 今回は、命の根幹である心と腎を中心とした“氣の深層崩壊”を、鍼灸的な視点で解き明かしていく。 【1. 少陰病とは「命の火の消えかけ」】 少陰=心と腎。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分
bottom of page