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vol.185【霊枢】“骨”は氣の貯蔵庫である〜骨の奥に潜む精と氣の真実〜
あなたの骨は、何を蓄えているかご存知ですか? 骨は身体を支える構造物でありながら、東洋医学においては“生命の根”とも呼ばれる神聖な領域。 『霊枢』では、骨は単なるカルシウムの塊ではなく、精・髄・氣が集まる場所とされています。 鍼仙人はこう語ります:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.184【霊枢】“脈”は氣の鼓動である〜脈診が語る身体の真相〜
あなたの脈、打てていますか? 西洋医学では「心拍」として捉えられる脈拍。 東洋医学では、脈は単なるリズムではなく、「氣血の状態」「五臓の調和」「生命の勢い」を示す“語り手”とされています。 脈は“見えないものを伝える声”──鍼仙人はそう考えます。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.183【霊枢】皮膚は“第二の脳”である〜表層から氣を読む技術〜
皮膚に触れると、内臓の異変がわかる。ゾワッとした反応や、押すと痛むライン。なぜ皮膚はそんなにも敏感に“中”を映すのか? 西洋医学では、「皮膚は最大の感覚器」として知られ、 東洋医学では、「皮は肺に属す」「皮膚は氣の出入口」とされる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.182【霊枢】骨・筋膜・内臓はどうつながる?〜構造医学と氣の統合〜
あなたの「姿勢」が臓腑に影響を与える── 東洋医学では当たり前のこの考え方。 しかし現代では、「構造医学」「筋膜連鎖」といった学術的視点からも、 体の“つながり”が再認識されている。 では、氣と構造はどこで交差するのか?...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.181【霊枢】鍼の深さはなぜ変える?〜九鍼の意味と氣の層〜
「その鍼、深すぎませんか?」 「なぜ浅く刺すだけで効くんですか?」 施術現場でしばしば受ける質問。 実はその裏には、 『霊枢』に描かれた“氣の層”という概念がある。 今回は「九鍼」と「刺鍼の深さ」に込められた哲学を、 鍼仙人の視点で解き明かしていく。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.180【霊枢】経絡と臓腑のリンク〜なぜそのツボが効くのか〜
「なぜそのツボを選ぶのか?」 施術を受ける側にも、施術する側にも、 常につきまとうこの問い。 答えは“氣の流れ”にあり。 東洋医学では、 経絡(けいらく)と臓腑(ぞうふ)の繋がり こそが、 ツボの選定を決定づける本質とされている。 今回は『霊枢』をもとに、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.179【霊枢】証とは何か?〜弁証論治の本質〜
現代医学における「診断」と、東洋医学における「証(しょう)」──。 この違いを理解することは、東洋医学の真髄を掴むことに他ならない。 “診断名ではなく、状態全体をどう観るか?” それこそが、弁証論治(べんしょうろんち)の本質である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.178【霊枢】精神・情緒に対する鍼灸治療の可能性
怒りや悲しみ、焦燥や不安── こうした“こころの揺れ”に、鍼灸はどこまで寄り添えるのか? 現代ではメンタルケア=心理カウンセリングや薬物療法というイメージが強いが、 東洋医学では、 情緒と氣血の乱れは切っても切り離せない関係 とされてきた。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.177【霊枢】補瀉の思想と操作〜鍼灸技術の哲学〜
鍼灸の核心にある「補瀉(ほしゃ)」という概念。 “氣を補う”あるいは“氣を瀉す”という操作は、 単なる技法ではなく、東洋医学が築いてきた哲学そのものだ。 本稿では、『霊枢』に記された補瀉の思想をもとに、 その根本的な意味と臨床での応用について紐解いていく。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.176【霊枢】経絡と臓腑のリンク〜なぜそのツボが効くのか〜
「胃の調子が悪いのに、足のスネに鍼?」 東洋医学に馴染みのない人からすると、少し不思議に思えるだろう。 だが、そこには深い“つながり”がある。 それこそが──経絡。 『霊枢』では、経絡とは単なるルートではなく、 氣血を運び、臓腑と外界をつなぐ“生命の通信網”として描かれてい...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.174【霊枢】虚実・寒熱・表裏・陰陽で治療方針を立てる〜東洋医学の“判断軸”と臨床思考〜
東洋医学では、病の名前を探すのではなく、 氣の状態を見極める 。そのために用いられるのが、 八綱(はっこう)弁証 という“氣のスキャン技術”。 特にその中核となる4つ── 虚実・寒熱・表裏・陰陽 。 『霊枢』ではこれらが単なる分類ではなく、 治療の方向性・刺鍼の根拠...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.173【霊枢】舌診・腹診と五臓のつながり〜身体の“表”に現れる“内なる氣”〜
「なんとなくお腹が張る」「舌がいつも白っぽい気がする」──そんな小さなサインこそ、五臓からの“氣の通信”かもしれない。 東洋医学では、 体表に現れる兆候を“内臓の鏡”として捉える。 『霊枢』は、舌・腹といった“外にある診断器”を通じて、 五臓六腑の氣の状態を立体的に診る方法...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.172【霊枢】脈診とは何か?〜手首の奥にある“生き様”〜
手首に、人生が宿っている──。 東洋医学の診察法で最も奥深く、最も神秘的とも言える 脈診(みゃくしん) 。現代人からは「手首で何がわかるの?」と思われるかもしれないが、『霊枢』には、脈診が 氣・血・臓腑・神志までをも把握する術 として体系化されている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.171【霊枢】病邪の伝変ルートとは?〜内から外へ、外から内へ〜
「最初は喉だったのに、今は胃が重い…」「皮膚の湿疹が治ったら、不眠が始まった」──そんな経験、あなたにもありませんか? それは偶然ではない。東洋医学では、 氣が“変化し、伝わる”という視点 で病を捉える。 『霊枢』には、病邪が どこから入り、どう変化して、どこへ向かうか...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.170【霊枢】正氣と邪氣の戦いとは?〜免疫と未病の東洋医学的視点〜
風邪をひきやすい。疲れが抜けない。何となく調子が悪い── これらはすべて、「病気」ではないかもしれない。だが東洋医学では、それを“未病(みびょう)”と呼び、身体の内で行われている「正氣と邪氣の戦い」を重視する。 『霊枢』では、氣の質と量、そして戦い方にまで踏み込んだ記述が多...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.169【霊枢】氣の生まれる場所とは?〜脾胃・腎・肺に宿る氣の生成法則〜
人は、どこから“命の力”を得ているのか?ただ食べ、ただ呼吸し、ただ生きているだけで、なぜ活動できるのか? その答えが、“氣”にある。 そしてこの 氣の源泉=エネルギーの生産ライン こそ、東洋医学における三大中枢── 脾胃・腎・肺 である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.168【霊枢】氣とは何か?〜霊枢が描く“生命の本質”〜
氣。すべてはここから始まる。 東洋医学のあらゆる診断、治療、思想の根幹には、この**「氣(き)」という存在**がある。 けれど、それは見えない。掴めない。──だからこそ、 深く、広く、感じる必要がある。 今回は『霊枢』の記述と、鍼仙人の思考から、 氣とは何か?...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.167【霊枢】構造医学と東洋医学の接点とは?〜“外の形”と“内の氣”をどうつなぐか〜
姿勢が悪い。骨盤がズレている。背骨の歪みが氣になる。 ──こうした構造の問題に対し、西洋的アプローチでは「アライメント修正」「筋バランス調整」が主流。 一方、東洋医学は 氣・血・津液のバランスを内側から整える。 では、 “形”と“氣”は別物なのか?...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.166【霊枢】アレルギー・アトピーの根治戦略〜免疫ではなく、“氣と正邪の戦い”で診る〜
「季節の変わり目に悪化する…」「薬で抑えても根本的に治らない…」──そう訴えるアレルギー・アトピーの悩み。 西洋医学では“免疫の過剰反応”とされ、対症療法が主となる。だが東洋医学では、これを「正氣と邪氣の戦い」として捉える。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.165【霊枢】不妊と妊活を東洋医学で診る〜氣・血・精・腎を整え、命を迎える〜
「なぜ、授からないのか…」「病院では異常がないのに…」そんな声を、これまで何度も聞いてきた。 西洋医学ではホルモン値や器質的疾患を中心に診るが、 東洋医学は“氣の流れと精の充実”から全体像を診る。 『霊枢』『素問』では、 “腎・精・氣・血”の調和こそが生殖の本質...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分
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