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vol.324【鍼仙人秘術】極圧式操術とは何か?〜“深くてやさしい”圧の真理〜
「強いのに、なぜ安心できるのか?」 「深部に届くのに、なぜ痛くないのか?」 施術の現場で、そんな言葉をよくいただく。 私はその技術を、【極圧式操術】と呼んでいる。 【1. “極圧”とは、筋・骨・氣に届く圧】 「強押し」とは違う。極圧とは、“深層に達すること”であり、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.210【難経十五難】臓と腑、それぞれの氣の働きとは?〜陰陽と中庸の臓腑論〜
「臓腑とは、何のために存在するのか?」 五臓六腑という言葉はよく知られているが、 では、臓と腑の違いとは何か──。 難経第十五難では、臓と腑を 陰陽の本質的な違い として捉え、 氣の作用のあり方に基づいて分類している。 そこには、東洋医学が描く「氣の運行システム」と「生命の...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.196【難経一難】生死の境を診る──脈を読むとは何か?
「先生、この脈、もう“尽きて”います──」 かつて、師匠がそう呟いた患者がいた。 その翌日、彼は静かに息を引き取った。 鍼灸には、生命の“氣”を感じ取る技術がある。そしてその最前線が、まさに“脈診”である。 【1.】第一難:脈で“命”を観よ...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.194【難経】難経とは何か?〜鍼灸の“原点思考”〜
「難経って、実はちゃんと読んだことがないんです」 そんな声を、治療家の口からよく聞く。“難しい経”と書くくらいだから、読むのに腰が引けるのも無理はない。 けれども──今こそ、この“問いの書”に立ち返るべき時代が来ている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.193【霊枢・総まとめ】魂の書『霊枢』を読み解く──氣と鍼の真理とは何か?
“氣を読み、氣に触れ、氣を導く。” それが、鍼仙人の臨床哲学であり、全92本を通して描かれた『霊枢』の本質です。 この最終巻では、これまでに紡いできた膨大な叡智をひとつに束ね、 『霊枢』とは何か?鍼灸とは何か?氣とは何か?を 改めて問う“真の総括”としてまとめていきます。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.192【霊枢】“霊枢”という書の意味〜鍼仙人の臨床哲学〜
すべての道は、「氣」に通ず。 『霊枢』とは、東洋医学における“氣の書”であり、鍼灸の本質を語り尽くす金字塔です。 その名は、「魂の枢(かなめ)」──つまり、生命の中心を動かす智慧の書。 では、なぜ今、『霊枢』なのか? この最終章では、鍼仙人の集大成として、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.191【霊枢】“診断と治療”の境界線〜なぜ氣に触れるのか〜
見立てと手当ては、別物なのか。 現代医療では、診断と治療が分業され、 “診る者”と“治す者”が違うという構造が一般化しています。 しかし、東洋医学では── 氣に触れ、脈に触れ、皮膚や表情から“氣の声”を読み取り、 その場で即座に「氣を動かす」施術へと移行します。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.190【霊枢】“氣”の詰まりと解放〜経絡はなぜ詰まるのか?〜
氣が巡らない——。 それは、身体の「流れ」が滞っているサイン。肩こり、頭痛、倦怠感、イライラ……。 その正体は、氣の“詰まり”にあります。 では、なぜ氣は詰まるのか?そして、どうすれば解き放てるのか? ☯️鍼仙人はこう観る:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.189【霊枢】“邪氣”とは何か?〜見えない敵と、氣の盾〜
風邪をひく、冷える、疲れが抜けない—— こうした不調の背後にあるのが「邪氣(じゃき)」という概念。 東洋医学では、病気の多くは“邪”の侵入から始まると考えられています。 では、その“邪”とは何か?どうやって侵入し、どう防ぐのか? ☯️鍼仙人はこう語る:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.188【霊枢】“脈”とは何を語るのか?〜氣の拍動と診察の本質〜
手首にそっと指を当てる。 ただそれだけで、患者の氣の状態、内臓の働き、そして生命の調和を診る──。 それが、東洋医学の「脈診」という技術です。 現代では脈拍数のカウントにとどまりがちな“脈”ですが、『霊枢』では、脈とはまさに“生命の波”として、氣の動きと密接に結びついた存在...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.186【霊枢】“皮膚”は内臓の鏡である〜氣の出口としての肌感覚〜
鏡のように真実を映すもの。 それが皮膚です。 現代医学では、皮膚は「最大の臓器」ともいわれ、バリア・感覚・代謝など様々な機能を果たしますが、東洋医学では「皮膚=氣の出口」と捉え、内臓の状態が如実に反映される場所とされています。 鍼仙人はこう語る:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.182【霊枢】骨・筋膜・内臓はどうつながる?〜構造医学と氣の統合〜
あなたの「姿勢」が臓腑に影響を与える── 東洋医学では当たり前のこの考え方。 しかし現代では、「構造医学」「筋膜連鎖」といった学術的視点からも、 体の“つながり”が再認識されている。 では、氣と構造はどこで交差するのか?...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.181【霊枢】鍼の深さはなぜ変える?〜九鍼の意味と氣の層〜
「その鍼、深すぎませんか?」 「なぜ浅く刺すだけで効くんですか?」 施術現場でしばしば受ける質問。 実はその裏には、 『霊枢』に描かれた“氣の層”という概念がある。 今回は「九鍼」と「刺鍼の深さ」に込められた哲学を、 鍼仙人の視点で解き明かしていく。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.177【霊枢】補瀉の思想と操作〜鍼灸技術の哲学〜
鍼灸の核心にある「補瀉(ほしゃ)」という概念。 “氣を補う”あるいは“氣を瀉す”という操作は、 単なる技法ではなく、東洋医学が築いてきた哲学そのものだ。 本稿では、『霊枢』に記された補瀉の思想をもとに、 その根本的な意味と臨床での応用について紐解いていく。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.176【霊枢】経絡と臓腑のリンク〜なぜそのツボが効くのか〜
「胃の調子が悪いのに、足のスネに鍼?」 東洋医学に馴染みのない人からすると、少し不思議に思えるだろう。 だが、そこには深い“つながり”がある。 それこそが──経絡。 『霊枢』では、経絡とは単なるルートではなく、 氣血を運び、臓腑と外界をつなぐ“生命の通信網”として描かれてい...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.175【霊枢】五臓別の治療戦略:肝虚・脾虚・腎虚をどう診るか
“虚を補う”──その技術には、五臓それぞれに応じた深い戦略がある。 『霊枢』では、単に「氣が足りないから補う」ではなく、 臓腑の役割・氣血の流れ・生命の根本構造 に基づいた補法が詳細に語られている。 今回は特に臨床頻度の高い「肝虚」「脾虚」「腎虚」の3つを取り上げ、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.174【霊枢】虚実・寒熱・表裏・陰陽で治療方針を立てる〜東洋医学の“判断軸”と臨床思考〜
東洋医学では、病の名前を探すのではなく、 氣の状態を見極める 。そのために用いられるのが、 八綱(はっこう)弁証 という“氣のスキャン技術”。 特にその中核となる4つ── 虚実・寒熱・表裏・陰陽 。 『霊枢』ではこれらが単なる分類ではなく、 治療の方向性・刺鍼の根拠...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.173【霊枢】舌診・腹診と五臓のつながり〜身体の“表”に現れる“内なる氣”〜
「なんとなくお腹が張る」「舌がいつも白っぽい気がする」──そんな小さなサインこそ、五臓からの“氣の通信”かもしれない。 東洋医学では、 体表に現れる兆候を“内臓の鏡”として捉える。 『霊枢』は、舌・腹といった“外にある診断器”を通じて、 五臓六腑の氣の状態を立体的に診る方法...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.172【霊枢】脈診とは何か?〜手首の奥にある“生き様”〜
手首に、人生が宿っている──。 東洋医学の診察法で最も奥深く、最も神秘的とも言える 脈診(みゃくしん) 。現代人からは「手首で何がわかるの?」と思われるかもしれないが、『霊枢』には、脈診が 氣・血・臓腑・神志までをも把握する術 として体系化されている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.171【霊枢】病邪の伝変ルートとは?〜内から外へ、外から内へ〜
「最初は喉だったのに、今は胃が重い…」「皮膚の湿疹が治ったら、不眠が始まった」──そんな経験、あなたにもありませんか? それは偶然ではない。東洋医学では、 氣が“変化し、伝わる”という視点 で病を捉える。 『霊枢』には、病邪が どこから入り、どう変化して、どこへ向かうか...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分
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