vol.67【基・健康】セルフケアで育てる髪 〜日常でできる整え習慣〜〜“髪にいいこと”は、“心と体にいいこと”〜
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 3月23日
- 読了時間: 5分
更新日：3月26日
サロンでの施術も大切ですが、髪を本当に育てるのは「日々の習慣と、身体へのまなざし」です。
今回は、鍼仙人式育毛ケアを補完する自宅でできるセルフケア法を東洋医学・西洋医学の視点を交えてご紹介します。特別な器具や難しい知識は必要ありません。今日からできる、やさしくて深い“整える習慣”をどうぞ。
【1. 頭皮マッサージは“ゆらす”が基本】
育毛マッサージというと、「揉む・押す」イメージが強いですが、実は、“ゆらす”ようなリズムの刺激が一番血流に作用します。
🔸 おすすめ方法：
両手の指先を軽く頭皮に置き、円を描くようにゆらす
耳まわり〜側頭部はストレスポイント、優しくほぐす
1日2回、朝と夜に2〜3分ずつでOK
この「小さなゆらぎ」は迷走神経にも作用し、リラックス・睡眠の質の向上にもつながります。
【2. 髪に効くツボ押し・温灸】
鍼灸のような専門施術がなくても、指で押す・温めるだけで育毛を促す経絡に刺激を与えることが可能です。
🔹 セルフで使える育毛ツボ
百会（ひゃくえ）：頭頂にあり、全身の気血のめぐりを促す
腎兪（じんゆ）：腰の両側にあり、腎の力＝毛の土台を養う
太谿（たいけい）：足首内側、腎の気・血行を上げる基本ツボ
三陰交（さんいんこう）：内くるぶし上、女性のホルモンバランスにも効果的
ホットタオルや市販の温灸器でも充分に刺激になります。
【3. ストレスと睡眠の整え方】
「髪のためのセルフケア」＝「自律神経のセルフケア」と言っても過言ではありません。副交感神経がしっかり働いているときこそ、細胞の修復と再生（＝育毛）が進みます。
🔸 髪にやさしいナイトルーティン
就寝90分前の入浴で深部体温を上げる
照明は暖色系にして、スマホはオフ
10分だけでも腹式呼吸＋ストレッチ
簡単な瞑想や“無になる時間”も有効
忙しい毎日でも「呼吸」「姿勢」「眠り」の質を高めることで、髪だけでなく、心身そのものが回復モードに入ります。
【4. 鍼仙人式・育毛セルフケアの基本方針】
髪にとっての「良い習慣」とは、単に頭皮だけを見るのではなく、“自分をやさしく整える時間”を持つこと。
鍼仙人式では以下のような考え方を大切にしています：
🔹 育毛セルフケアの3原則
めぐらせる（血流・気の流れを促す）
ゆるめる（頭皮・心身の緊張を解く）
満たす（睡眠・栄養・呼吸・ホルモンなど）
これらを整える習慣は、髪の成長だけでなく、あなた自身の“再生力”を呼び覚ましてくれる時間になります。
次回は「食事と腸内環境」からの育毛ケアをお届けします。
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『鍼仙人』院長 高山 昌大施術歴16年／87,000人以上の施術実績。プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。鍼灸・柔整・構造医学・東洋医学をはじめとする幅広い知識と手技を融合。「施術は科学であり、芸術である」を理念に、心身の真の調和を追求。
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