vol.352【健康】動かしながら刺す鍼ってアリ?〜運動鍼のメカニズムと“治る痛み”の正体〜
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月11日
- 読了時間: 4分
「五十肩のとき、刺されたまま腕を動かされたけど……あれって大丈夫なの?」 「ぎっくり腰や寝違いのとき、針刺して動かすのって、痛いけど効いた気がした」
今回のテーマは、 “動きながら刺す鍼=運動鍼”の正体と効果についての素朴な疑問。
結論から言えば、 あれは立派な鍼灸の技法であり、「動かしてこそ効く」状態がある。
【1. 運動鍼=“動かすことで氣を流す”技法】
運動鍼(うんどうしん)とは、 鍼を刺したまま、関節や筋肉を軽く動かしていく鍼の技法。
目的は、
固まって動かない筋肉や関節に“動きの刺激”を与える
神経や筋膜の癒着・緊張を解きほぐす
鍼の刺激に加え、“動き”による氣血の流れを加速する
つまり、 「刺す」+「動く」で、より深く“氣と筋肉の詰まり”にアプローチしているのだ。
【2. なぜ“動くと痛い”のに効くのか?】
運動鍼の際に感じる痛みは、
硬直した筋肉に鍼が入り
その部位を動かすことで
神経や筋膜が反応し、“響き”が拡がるため
この“響き”は、東洋医学で「得気(とっき)」と呼ばれ、 氣が通り始めたサインとして重視されている。
「痛いけど、効く」 それは、 氣の滞りが“動き”によって流れ始めた瞬間でもある。
【3. どんな症状に効果的?】
五十肩・四十肩などの可動域制限
ぎっくり腰・寝違いなどの急性筋スパズム
肩甲骨周囲・股関節の硬さ・動きのぎこちなさ
特に、 「動かそうとすると痛いけど、動かさないと治らない」 という状態において、 運動鍼は“氣と動き”の橋渡しをしてくれる。
【4. 注意点と、やってはいけない場合】
とはいえ、
骨折・脱臼・靱帯断裂など明らかな損傷がある場合
高熱・炎症・感染など急性症状が強い場合
強い恐怖や拒否反応がある場合
これらのケースでは、 無理に運動鍼を行うべきではない。
あくまで、
身体の状態を見極めた上で
鍼の深さ・角度・方向を細かく調整しながら
安全に導く技術
それが、運動鍼である。
☯️【鍼仙人はこう考える】
痛みとは、“氣が動きたがっている声”である。——その聲(こえ)に寄り添い、導くのが運動鍼の真髄。
🔚【まとめ】
「動かしながらの鍼は、“氣と可動域”を同時に整えるアプローチ。」痛みの先にあるのは、動きやすくなる身体と、流れ出す氣の解放感。
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〜 鍼灸治療 × 整体 × 美容エステ 〜
隠れ家のようなプライベートラウンジで、動きと氣の詰まりを同時に整える“運動鍼”を実践しています。安心・安全な誘導とともに、本来の可動域と氣の流れを取り戻す施術をご提供しています。
『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の臨床実績。鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。運動鍼・氣整導引術・経筋可動調整法・響応誘導鍼・筋膜氣流調整術を駆使し、 “動かして整える東洋医学”を実践しています。
🟡【典拠】:霊枢・経筋篇、現代運動連鎖学、筋膜リリース理論、東洋動診法、臨床可動域調整術

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