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vol.221【難経第二十六難】氣の多少はどこで測る?〜診断と脈の深さ〜
"氣"という目に見えない存在を、私たちはどうやって捉えるのか。東洋医学の診断法において、氣の多少は重要な指標のひとつ。しかし、それを“どう測るか”という問いには、現代でもなお答えが求められている。『難経』では、氣の多少は"脈の深浅"によって測るべきだと説かれている——。今回...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.210【難経十五難】臓と腑、それぞれの氣の働きとは?〜陰陽と中庸の臓腑論〜
「臓腑とは、何のために存在するのか?」 五臓六腑という言葉はよく知られているが、 では、臓と腑の違いとは何か──。 難経第十五難では、臓と腑を 陰陽の本質的な違い として捉え、 氣の作用のあり方に基づいて分類している。 そこには、東洋医学が描く「氣の運行システム」と「生命の...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.195【難経】なぜ今、難経を読むのか?〜臨床家の羅針盤として〜
「難経を読むと、治療が深くなる気がするんです」 そんな声が、最近とても増えてきた。 忙しい毎日。患者の数も情報もあふれている。気づけば、自分の“軸”を見失ってしまう。 そんな時にこそ、必要なのが“問い”の力である。 【1.】技術よりも“在り方”が問われる時代...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.194【難経】難経とは何か?〜鍼灸の“原点思考”〜
「難経って、実はちゃんと読んだことがないんです」 そんな声を、治療家の口からよく聞く。“難しい経”と書くくらいだから、読むのに腰が引けるのも無理はない。 けれども──今こそ、この“問いの書”に立ち返るべき時代が来ている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.193【霊枢・総まとめ】魂の書『霊枢』を読み解く──氣と鍼の真理とは何か?
“氣を読み、氣に触れ、氣を導く。” それが、鍼仙人の臨床哲学であり、全92本を通して描かれた『霊枢』の本質です。 この最終巻では、これまでに紡いできた膨大な叡智をひとつに束ね、 『霊枢』とは何か?鍼灸とは何か?氣とは何か?を 改めて問う“真の総括”としてまとめていきます。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.192【霊枢】“霊枢”という書の意味〜鍼仙人の臨床哲学〜
すべての道は、「氣」に通ず。 『霊枢』とは、東洋医学における“氣の書”であり、鍼灸の本質を語り尽くす金字塔です。 その名は、「魂の枢(かなめ)」──つまり、生命の中心を動かす智慧の書。 では、なぜ今、『霊枢』なのか? この最終章では、鍼仙人の集大成として、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.191【霊枢】“診断と治療”の境界線〜なぜ氣に触れるのか〜
見立てと手当ては、別物なのか。 現代医療では、診断と治療が分業され、 “診る者”と“治す者”が違うという構造が一般化しています。 しかし、東洋医学では── 氣に触れ、脈に触れ、皮膚や表情から“氣の声”を読み取り、 その場で即座に「氣を動かす」施術へと移行します。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.190【霊枢】“氣”の詰まりと解放〜経絡はなぜ詰まるのか?〜
氣が巡らない——。 それは、身体の「流れ」が滞っているサイン。肩こり、頭痛、倦怠感、イライラ……。 その正体は、氣の“詰まり”にあります。 では、なぜ氣は詰まるのか?そして、どうすれば解き放てるのか? ☯️鍼仙人はこう観る:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.189【霊枢】“邪氣”とは何か?〜見えない敵と、氣の盾〜
風邪をひく、冷える、疲れが抜けない—— こうした不調の背後にあるのが「邪氣(じゃき)」という概念。 東洋医学では、病気の多くは“邪”の侵入から始まると考えられています。 では、その“邪”とは何か?どうやって侵入し、どう防ぐのか? ☯️鍼仙人はこう語る:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.188【霊枢】“脈”とは何を語るのか?〜氣の拍動と診察の本質〜
手首にそっと指を当てる。 ただそれだけで、患者の氣の状態、内臓の働き、そして生命の調和を診る──。 それが、東洋医学の「脈診」という技術です。 現代では脈拍数のカウントにとどまりがちな“脈”ですが、『霊枢』では、脈とはまさに“生命の波”として、氣の動きと密接に結びついた存在...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.186【霊枢】“皮膚”は内臓の鏡である〜氣の出口としての肌感覚〜
鏡のように真実を映すもの。 それが皮膚です。 現代医学では、皮膚は「最大の臓器」ともいわれ、バリア・感覚・代謝など様々な機能を果たしますが、東洋医学では「皮膚=氣の出口」と捉え、内臓の状態が如実に反映される場所とされています。 鍼仙人はこう語る:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.185【霊枢】“骨”は氣の貯蔵庫である〜骨の奥に潜む精と氣の真実〜
あなたの骨は、何を蓄えているかご存知ですか? 骨は身体を支える構造物でありながら、東洋医学においては“生命の根”とも呼ばれる神聖な領域。 『霊枢』では、骨は単なるカルシウムの塊ではなく、精・髄・氣が集まる場所とされています。 鍼仙人はこう語ります:...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.184【霊枢】“脈”は氣の鼓動である〜脈診が語る身体の真相〜
あなたの脈、打てていますか? 西洋医学では「心拍」として捉えられる脈拍。 東洋医学では、脈は単なるリズムではなく、「氣血の状態」「五臓の調和」「生命の勢い」を示す“語り手”とされています。 脈は“見えないものを伝える声”──鍼仙人はそう考えます。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.183【霊枢】皮膚は“第二の脳”である〜表層から氣を読む技術〜
皮膚に触れると、内臓の異変がわかる。ゾワッとした反応や、押すと痛むライン。なぜ皮膚はそんなにも敏感に“中”を映すのか? 西洋医学では、「皮膚は最大の感覚器」として知られ、 東洋医学では、「皮は肺に属す」「皮膚は氣の出入口」とされる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.182【霊枢】骨・筋膜・内臓はどうつながる?〜構造医学と氣の統合〜
あなたの「姿勢」が臓腑に影響を与える── 東洋医学では当たり前のこの考え方。 しかし現代では、「構造医学」「筋膜連鎖」といった学術的視点からも、 体の“つながり”が再認識されている。 では、氣と構造はどこで交差するのか?...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.181【霊枢】鍼の深さはなぜ変える?〜九鍼の意味と氣の層〜
「その鍼、深すぎませんか?」 「なぜ浅く刺すだけで効くんですか?」 施術現場でしばしば受ける質問。 実はその裏には、 『霊枢』に描かれた“氣の層”という概念がある。 今回は「九鍼」と「刺鍼の深さ」に込められた哲学を、 鍼仙人の視点で解き明かしていく。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.180【霊枢】経絡と臓腑のリンク〜なぜそのツボが効くのか〜
「なぜそのツボを選ぶのか?」 施術を受ける側にも、施術する側にも、 常につきまとうこの問い。 答えは“氣の流れ”にあり。 東洋医学では、 経絡(けいらく)と臓腑(ぞうふ)の繋がり こそが、 ツボの選定を決定づける本質とされている。 今回は『霊枢』をもとに、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.179【霊枢】証とは何か?〜弁証論治の本質〜
現代医学における「診断」と、東洋医学における「証(しょう)」──。 この違いを理解することは、東洋医学の真髄を掴むことに他ならない。 “診断名ではなく、状態全体をどう観るか?” それこそが、弁証論治(べんしょうろんち)の本質である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.178【霊枢】精神・情緒に対する鍼灸治療の可能性
怒りや悲しみ、焦燥や不安── こうした“こころの揺れ”に、鍼灸はどこまで寄り添えるのか? 現代ではメンタルケア=心理カウンセリングや薬物療法というイメージが強いが、 東洋医学では、 情緒と氣血の乱れは切っても切り離せない関係 とされてきた。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.177【霊枢】補瀉の思想と操作〜鍼灸技術の哲学〜
鍼灸の核心にある「補瀉(ほしゃ)」という概念。 “氣を補う”あるいは“氣を瀉す”という操作は、 単なる技法ではなく、東洋医学が築いてきた哲学そのものだ。 本稿では、『霊枢』に記された補瀉の思想をもとに、 その根本的な意味と臨床での応用について紐解いていく。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分
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