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vol.322【鍼仙人秘術】六波羅覇眼とは何か?〜“手に眼を宿す”感知力の正体〜
「この人、どこに異常があるんだろう?」 そう思う前に、もう“感知”している。 触れるより前に察知し、 把持した瞬間に、その深さを“読み取る”。 私はそれを【六波羅覇眼】と呼ぶ。 それは、“氣の流れ”と“組織の声”を読む術。 視るのではない。聴くのでもない。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.276【難経第八十一難】氣・血・精・神の統合とは?〜“命の設計図”を読む鍼灸の智慧〜
人は何によって、生きているのか? 氣か。血か。精か。それとも神か。 その問いに、『難経』第八十一難はこう答える。 「すべてが、相関し、統合された存在である」と。 氣は流れを、血は潤いを、精は根を、神は輝きを—— それぞれが独立しながらも、互いを補い、支え合い、循環している。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.275【難経第八十難】氣の調和は心身をつなぐ〜“和する氣”の臨床哲学〜
“氣が乱れると、心が揺れる。” “氣が整えば、身体は静かになる。” この感覚に、どれだけの施術者が本気で向き合っているだろうか。 『難経』第八十難では、氣が“内”と“外”の調和を保つものであること、 その氣が乱れると“心身分離”が生じることが語られている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.274【難経第七十九難】刺鍼の深さは、どこまで届くのか?〜病の所在と鍼の層〜
「その鍼は、何層目に届いているか?」 これが問えるかどうかで、 施術の“精度”も“深度”も決まる。 『難経』第七十九難は、刺鍼の「深さ」と「病の位置」が いかに一致しているかという、 臨床家としての“核心”に触れる難所である。 皮膚・筋・脈・腧・骨——...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.213【難経十八難】臓腑における陰陽の法則とは?〜“動静”から読み解く氣の偏り〜
「陰陽」とは、東洋医学における根本原理── すべての変化・バランス・生命活動はこの“二元の力”によって成り立つ。 では、臓腑における“陰と陽”とは何か? 難経第十八難は、この問いに対して 「動静」を鍵とする氣の法則 として答えている。...

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vol.211【難経十六難】臓腑の五行的分類とは?〜木火土金水と氣の運行図〜
「肝は木、心は火──なぜ五行に分類されるのか?」 東洋医学では、五臓六腑と五行の関係は基本中の基本。 しかし、その本質を深く問われると、 “氣の流れ”と“宇宙的秩序”の理解が必要となる。 難経第十六難では、 五行と臓腑の対応関係 が明示され、 氣の生成と循環の法則...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.210【難経十五難】臓と腑、それぞれの氣の働きとは?〜陰陽と中庸の臓腑論〜
「臓腑とは、何のために存在するのか?」 五臓六腑という言葉はよく知られているが、 では、臓と腑の違いとは何か──。 難経第十五難では、臓と腑を 陰陽の本質的な違い として捉え、 氣の作用のあり方に基づいて分類している。 そこには、東洋医学が描く「氣の運行システム」と「生命の...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.208【難経十三難】氣口・人迎の診察とは?〜頸動脈の“氣”をどう読むか〜
「人迎と氣口、どちらが強いですか?」 東洋医学の古典において、脈は手首だけではない。 頸部の動脈──すなわち**人迎(顎の下)と氣口(橈骨動脈)**は、全身の氣を測るための“陰陽のゲート”として扱われていた。 難経十三難では、この 二つの脈の強さの比較 から、...

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vol.207【難経十二難】脈診の左右差に意味はあるか?〜左右の氣のバランス診断〜
「左右の脈が違うのって、なぜなんですか?」 脈診をしていて、多くの臨床家が感じる疑問。 難経第十二難では、 左右の脈における陰陽の違い が明示されている。 それは単なる解剖学的な差ではなく、 氣の偏り=バランスの乱れ として読むべき現象である。 【1....

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vol.205【難経十難】脈の浮沈遅数とは?〜氣の性質を読み解く診察力〜
「浮いてる脈、沈んでる脈って、何が違うんですか?」 脈診を学び始めると、最初に出てくる“浮・沈・遅・数”という言葉。 だが、ただ手首を触って分類するだけでは、その意味はつかめない。 難経第十難 は、脈という“氣の表現”の奥行きを教えてくれる。 【1....

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vol.201【難経六難】蔵象とは何か?〜目に見えない五臓の世界〜
「五臓って、実際どこにあるの?」 臓器の位置を聞かれても、内臓の解剖図を思い浮かべるのが一般的だろう。 だが、東洋医学における“臓”は、解剖的な形ではなく「機能と象(あらわれ)」として捉えられる。 それが──“蔵象”の概念である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.200【難経五難】気血津液とは何か?〜生命を支える“三宝”の捉え方〜
「氣はわかるけど、血や津液って何なの?」 東洋医学では、氣だけでなく「血(けつ)」と「津液(しんえき)」を重視する。 この三者は、生命活動の“三宝”ともいえる基本構成要素。 第五難では、この“氣血津液”をどのように捉えるべきかが語られる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.199【難経四難】寸口三部とは何か?〜脈診の地図を描く〜
「脈を診るって、どこをどう診ればいいのか分からない…」 そう感じたことはないだろうか? 脈診における“座標軸”を提示してくれるのが、難経・第四難である。 その中心が、「寸口三部」という概念だ。 【1.】寸口三部とは、診脈の“地図”である...

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vol.197【難経二難】陰陽で診る氣のバランス
「この人、なんだか“重たく”感じる──」 それは、氣の偏りを察知している証かもしれない。 陰と陽。 東洋医学の根幹であり、氣の流れを捉えるための“第一原理”。 難経・二難では、脈診の“陰陽分類”を通して、 氣の全体像をどう捉えるかが問われる。...

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vol.196【難経一難】生死の境を診る──脈を読むとは何か?
「先生、この脈、もう“尽きて”います──」 かつて、師匠がそう呟いた患者がいた。 その翌日、彼は静かに息を引き取った。 鍼灸には、生命の“氣”を感じ取る技術がある。そしてその最前線が、まさに“脈診”である。 【1.】第一難:脈で“命”を観よ...

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vol.195【難経】なぜ今、難経を読むのか?〜臨床家の羅針盤として〜
「難経を読むと、治療が深くなる気がするんです」 そんな声が、最近とても増えてきた。 忙しい毎日。患者の数も情報もあふれている。気づけば、自分の“軸”を見失ってしまう。 そんな時にこそ、必要なのが“問い”の力である。 【1.】技術よりも“在り方”が問われる時代...

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vol.194【難経】難経とは何か?〜鍼灸の“原点思考”〜
「難経って、実はちゃんと読んだことがないんです」 そんな声を、治療家の口からよく聞く。“難しい経”と書くくらいだから、読むのに腰が引けるのも無理はない。 けれども──今こそ、この“問いの書”に立ち返るべき時代が来ている。...

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vol.193【霊枢・総まとめ】魂の書『霊枢』を読み解く──氣と鍼の真理とは何か?
“氣を読み、氣に触れ、氣を導く。” それが、鍼仙人の臨床哲学であり、全92本を通して描かれた『霊枢』の本質です。 この最終巻では、これまでに紡いできた膨大な叡智をひとつに束ね、 『霊枢』とは何か?鍼灸とは何か?氣とは何か?を 改めて問う“真の総括”としてまとめていきます。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.192【霊枢】“霊枢”という書の意味〜鍼仙人の臨床哲学〜
すべての道は、「氣」に通ず。 『霊枢』とは、東洋医学における“氣の書”であり、鍼灸の本質を語り尽くす金字塔です。 その名は、「魂の枢(かなめ)」──つまり、生命の中心を動かす智慧の書。 では、なぜ今、『霊枢』なのか? この最終章では、鍼仙人の集大成として、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.191【霊枢】“診断と治療”の境界線〜なぜ氣に触れるのか〜
見立てと手当ては、別物なのか。 現代医療では、診断と治療が分業され、 “診る者”と“治す者”が違うという構造が一般化しています。 しかし、東洋医学では── 氣に触れ、脈に触れ、皮膚や表情から“氣の声”を読み取り、 その場で即座に「氣を動かす」施術へと移行します。...

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読了時間: 4分
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