vol.52 【基・健康】花粉症と“腸・食事”の関係 〜 ヨーグルトだけじゃない、体の中から整える春ケア 〜
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 3月22日
- 読了時間: 4分
更新日：3月26日
「ヨーグルトが花粉症に良いって聞いたけど、本当？」「腸内環境とアレルギーって関係あるの？」
そんな疑問にお応えする今回のコラムでは、 “腸と免疫と花粉症”の関係性と、今日からできる食の工夫についてお伝えします。
【1. 腸は“最大の免疫器官”】
人体の約70%の免疫細胞が腸に集中しているのをご存知ですか？ 特に注目されているのが、腸粘膜で分泌されるIgA抗体や、 腸内環境が整うことで活性化する*制御性T細胞（Treg）*の働き。
これらはアレルギーの“過剰反応”を抑える作用があるため、 腸の状態が良いと花粉症も軽減されると考えられています。
【2. 発酵食品だけじゃない！腸を整える食材】
🔸 善玉菌を補う（プロバイオティクス）
ヨーグルト（LG21・R-1など）、納豆、ぬか漬け、味噌、キムチ など
🔸 善玉菌のエサを与える（プレバイオティクス）
食物繊維（ごぼう・アボカド・オートミール）
オリゴ糖（バナナ・玉ねぎ・大豆）
🔸 腸粘膜を守る栄養素も重要
ビタミンA・D・亜鉛・オメガ3（青魚・卵黄・亜麻仁油など）
【3. 東洋医学でみる“脾”と“肺”の関係】
東洋医学では、
脾（消化吸収）→ 気血の生成、免疫の土台
肺（呼吸器）→ 衛気（バリア機能）をコントロール とされ、どちらもアレルギー体質と深く関係します。
つまり、脾を強くして肺をサポートすることが、 花粉症体質の根本改善にもつながるのです。
→ 脾を整える食材：米・山芋・かぼちゃ・大根・白ごま など → 肺を潤す食材：白きくらげ・梨・長芋・豆腐・れんこん など
【4. voyage.の“腸内×鍼灸”アプローチ】
*腹部の経絡調整（中脘・天枢・足三里）*で脾胃の活性化
*自律神経調整（神門・百会・内関）*で消化力・免疫バランスUP
必要に応じて吸玉や温灸で“腸冷え”や“張り”の改善も
【まとめ：食を整えることが、未来の症状を減らす】
「鼻が詰まるから薬」ではなく、 「花粉が来ても揺るがない体内環境」を育てる。
それが、voyage.が提案する“食養生”の考え方です。
毎日の積み重ねが、春をラクに変えていきます。
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『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年／87,000人以上の施術実績。
プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。
鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、
多岐にわたる国家資格を保有。
鍼灸・柔整・構造医学・東洋医学をはじめとする幅広い知識と手技を融合。
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