vol.38 【基・母子】逆子体操とお腹の赤ちゃんの回転力を高めるケア法〜 東洋医学と現代の知恵を融合したやさしいアプローチ 〜
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 3月22日
- 読了時間: 4分
更新日：3月26日
「逆子」と言われると、多くの妊婦さんが不安になります。 でも、心配しすぎる必要はありません。
実は妊娠28週〜33週ごろまでは、赤ちゃんが動けるスペースも多く、 “自然に回る力”を引き出すための体操やセルフケアが効果的に働きやすい時期です。
今回は、東洋医学の視点も交えながら、 “赤ちゃんが動きやすい身体”を作る「逆子体操」と生活ケアをご紹介します。
【逆子体操とは？】
逆子体操とは、赤ちゃんの回転を促す目的で考案された体位・運動のこと。 病院でも指導されることがありますが、実践には週数・体調・胎児の位置などへの配慮が必要です。
代表的な方法：
🔹 胸膝位（きょうしつい）体操
四つん這いからお尻を高くして、胸を床に近づける姿勢（1回10〜15分、1日1〜2回）
重力を利用して胎児の頭を下げやすくする
🔹 骨盤高位体操
仰向けでお尻の下にクッションを入れて骨盤を高くする（10分程度）
子宮内の空間確保と血流改善に
※どちらも、医師や助産師の指導を得た上で安全に行うことが大切です。
【体操だけじゃない！逆子ケアのポイント】
逆子の原因は、単に姿勢だけでなく、 体の冷え・ストレス・子宮の緊張・骨盤内の血流不足など、 “赤ちゃんが動きにくい環境”があることが多いです。
そのため、体操とあわせて以下のケアも取り入れていきましょう：
🔸 冷え対策
足湯・腹巻・靴下・温かい食事で子宮まわりを温める
🔸 リラックス習慣
音楽・お風呂・アロマ・鍼灸などでストレス軽減
🔸 深呼吸・骨盤まわりのストレッチ
骨盤内の血流と呼吸の質を整える
🔸 お灸ケア（至陰・三陰交など）
鍼灸師に相談し、安全にセルフケアとして取り入れる
【赤ちゃんと対話する気持ちで】
逆子体操は、“逆子を無理やり直す”ものではありません。
「赤ちゃんが自然に動きたくなるような、ゆるんだ体と心」をつくることが大切です。
赤ちゃんに「回っていいんだよ」と優しく話しかけながら、 母体の環境を整えていくこと。 その想いと習慣が、赤ちゃんにもきっと届くはずです。
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『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年／87,000人以上の施術実績。
プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。
鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、
多岐にわたる国家資格を保有。
鍼灸・柔整・構造医学・東洋医学をはじめとする幅広い知識と手技を融合。
「施術は科学であり、芸術である」を理念に、心身の真の調和を追求。
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