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vol.371【アニメ】鬼滅の刃の時透無一郎は“腎陰虚”か?〜静けさに宿る氣の本質〜
“感情がないように見える”——その裏には、どれほど繊細な内面が隠れているのだろうか。 『鬼滅の刃』に登場する霞柱・時透無一郎。 彼の無口さ、淡々とした振る舞い、どこか浮世離れした佇まいには、ただのクールキャラ以上の“氣”の質が宿っている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.369【アニメ】呪術廻戦の五条悟は“腎陽の化身”か?〜最強キャラと精のエネルギー〜
「最強」という言葉には、何かしら“根源的な力”の気配がある。 その力とは、単なる筋力や戦闘力を超えた、“存在そのもののエネルギー”。 『呪術廻戦』の五条悟が放つ、あの圧倒的な存在感と圧力感。彼の強さの源を、東洋医学の眼で見つめてみよう。 【1. 腎が司る“根源力”とは】...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.324【鍼仙人秘術】極圧式操術とは何か?〜“深くてやさしい”圧の真理〜
「強いのに、なぜ安心できるのか?」 「深部に届くのに、なぜ痛くないのか?」 施術の現場で、そんな言葉をよくいただく。 私はその技術を、【極圧式操術】と呼んでいる。 【1. “極圧”とは、筋・骨・氣に届く圧】 「強押し」とは違う。極圧とは、“深層に達すること”であり、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.321【傷寒論】エピローグ:氣の旅は、終わらない。
全44本をもって完結した“鍼仙人の傷寒論”。 だが、古典とは不思議なもので、 読み終わったあとにこそ、本当の「問い」が立ち上がってくる。 なぜ“この病”は、この順序で現れたのか? なぜ“あの症状”は、あの経絡と結びついていたのか?...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.320【傷寒論】鍼仙人の臨床哲学:古典の智慧を“現代の身体”に活かすということ
『傷寒論』は、ただの漢方処方書ではない。 それは、 氣・経絡・五臓六腑・感情・天候・季節・人間関係──あらゆる“いのちの変化”を捉える医学書 である。 この連載を通じて私たちは、 「氣とは何か?」「命とは何か?」「鍼灸は何に触れているのか?」を、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.318【傷寒論】氣脱と鍼灸:エネルギーが尽きかけた“臨界点”に寄り添う術
汗が止まらない。 呼吸が浅く、力が入らない。 意識が朦朧とし、虚脱感に包まれる── それは、 氣が体外へと漏れ出し、生体エネルギーの“維持が危うい”状態──「氣脱(きだつ)」 。 『傷寒論』には、亡陽・大汗・昏睡・厥冷など、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.317【傷寒論】氣虚(補氣)と鍼灸:足りない氣を“補い育む”ための一刺し
動けない。 疲れやすい。 呼吸が浅い。 ──それは、 氣が足りない状態「氣虚(ききょ)」 。 『傷寒論』には、氣の虚弱に由来する発汗過多・倦怠感・食欲不振などの条文が多く存在する。 氣が不足すれば、身体は内外のバランスを保てず、あらゆる機能が“力なく”崩れていく。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.307【傷寒論】氣虚と鍼灸:“氣が足りない”という状態をどう養うか
氣が湧かない。 声が小さい。 やる気が出ない。 ──それは、単なる疲労ではない。 生命の“燃料”そのものが不足している「氣虚(ききょ)」という状態 だ。 『傷寒論』においても、「虚」への洞察は深く、 とくに氣虚は“病後”や“慢性不調”の根本に位置づけられる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.304【傷寒論】上実下虚の鍼灸:氣の“重心バランス”を取り戻す術
頭は熱く、足は冷たい。 考えすぎて眠れず、胃腸は働かず。 ──それはまさに「上実下虚」の氣象。 氣が上に偏り、下が空洞になっている“重心の崩れ”である。 『傷寒論』においても、この氣のアンバランスは頻出するテーマ。 今回は、氣の偏りを見抜き、鍼灸でどう整えるかを構造的に解説...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.302【傷寒論】偽実の鍼灸:強く見えて“虚”──氣の仮面を見破る術
患者の声が大きい、怒りっぽい、身体もがっしりしている。 ──それは“実証”のように見えて、実は“内側が虚”ということがある。 『傷寒論』における「偽実(ぎじつ)」は、 虚の存在を“強さ”が覆い隠す状態 。 現代でも多い「元気そうに見えるのに不調を抱えている人」──...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.299【傷寒論】特殊証・変証の総論:虚実が交錯する“氣のトリック”を見抜く
臨床において、もっとも判断を誤りやすいのは、 “虚実の逆転”と“混合”が起きている状態 である。 『傷寒論』の真骨頂のひとつが、 こうした“複雑な氣のパターン”への鋭い洞察にある。 今回は、虚と実、寒と熱、表と裏が交錯する“特殊証・変証”をどう読み解くか──...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.294【傷寒論】六経分類を“氣の流れ”で読み解く:氣象学としての東洋医学
東洋医学の本質は、“氣の流れ”を観ることにある。 『傷寒論』が説く六経分類──太陽・陽明・少陽・太陰・少陰・厥陰。 これは単なる病名の分類ではない。 氣の進行・変化・崩れ方 を示した「氣象の地図」なのだ。 今回は、六経を“氣の流れの構造”として再構成し、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.291【傷寒論】少陰経と心・腎の氣のルート:命の柱を整える氣の軌道
「少陰病」は、心と腎──つまり“命の中心”が揺らぐ病態。 では、氣の柱はどのように構成されているのか。 どこに“崩れ”が起こり、どのように整えるべきか。 今回は、少陰経=手少陰心経・足少陰腎経の氣の構造と流れを、鍼灸的視点で臨床解釈していく。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.288【傷寒論】太陰病の氣象:虚と冷えの奥にある“芯の弱り”
太陰病──それは、氣が静かに沈み、熱もなく、目立たない。 だがその静けさの中にこそ、真の危機が潜んでいる。 今回は、太陰病という“内なる虚冷”の氣象を、鍼灸の臨床視点で深く掘り下げる。 【1. 太陰とは「氣の根っこ」】 太陰=脾と肺の組み合わせ。 脾:氣血を生む「土」...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.276【難経第八十一難】氣・血・精・神の統合とは?〜“命の設計図”を読む鍼灸の智慧〜
人は何によって、生きているのか? 氣か。血か。精か。それとも神か。 その問いに、『難経』第八十一難はこう答える。 「すべてが、相関し、統合された存在である」と。 氣は流れを、血は潤いを、精は根を、神は輝きを—— それぞれが独立しながらも、互いを補い、支え合い、循環している。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.274【難経第七十九難】刺鍼の深さは、どこまで届くのか?〜病の所在と鍼の層〜
「その鍼は、何層目に届いているか?」 これが問えるかどうかで、 施術の“精度”も“深度”も決まる。 『難経』第七十九難は、刺鍼の「深さ」と「病の位置」が いかに一致しているかという、 臨床家としての“核心”に触れる難所である。 皮膚・筋・脈・腧・骨——...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.261【難経第六十六難】病の根はどこにあるのか?〜“標と本”を見極める診断術〜
熱が出る。 咳が止まらない。 頭が痛い。 ──その症状は、 本当に“そこ”が原因なのだろうか? 『難経』第六十六難では、 症状として現れる「標」と、根本的な原因である「本」をどう見極めるか が説かれている。 【1. 標と本とは何か】 標(ひょう)= 表面化した症状・結果...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.247【難経第五十二難】臓腑の氣の偏りとは?〜五臓の虚実を診る〜
氣が満ちすぎれば、実。 氣が足りなければ、虚。 これは単なる量の話ではない。 『難経』第五十二難は、 五臓それぞれの“氣の偏り”をどう診断し、どう整えるか を示した重要な篇だ。 【1. 虚とは、氣が不足している状態】 氣の虚は、以下のように現れる:...

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vol.245【難経第五十難】表証と裏証の見分け方とは?〜氣の深さで読む疾の所在〜
同じ頭痛でも、皮膚のすぐ下で起きているものもあれば、 内臓の深部に根をもつものもある。 東洋医学ではそれを「表証」「裏証」と分け、 “病の深さ”によって治療の方向を変える。 『難経』第五十難は、この 表裏の判断を氣の層でどう読み取るか を明確に示している。 【1....

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