vol.291【傷寒論】少陰経と心・腎の氣のルート:命の柱を整える氣の軌道
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月4日
- 読了時間: 4分
「少陰病」は、心と腎──つまり“命の中心”が揺らぐ病態。
では、氣の柱はどのように構成されているのか。 どこに“崩れ”が起こり、どのように整えるべきか。
今回は、少陰経=手少陰心経・足少陰腎経の氣の構造と流れを、鍼灸的視点で臨床解釈していく。
【1. 手少陰心経──神明を導く氣の軸】
心経は、氣の中心軸である「神」を内から支えるライン。
心は血脈を主り、精神(神明)の座
心経の流れが滞ると、不安・不眠・動悸・胸内苦満が現れる
▶️経絡構造:心中から始まり、食道を通り、上腕の内側を通って小指へ
このラインが乱れると、氣が胸中で滞り、神が宿る場所を失ってしまう。
【2. 足少陰腎経──命門を支える根の氣】
腎経は「生命の根」を守る、深い氣の柱。
腎は精氣を蔵し、命門の火を支える
腎経の不調は、冷え・無気力・足腰の弱り・耳鳴り・不眠などを生む
▶️経絡構造:足底から始まり、内くるぶし、内腿、脊柱際を通り、腎・膀胱・肝・肺・心にまで至る
腎経は、氣の根源ラインとも言え、ここが詰まれば、上にある心や脳にも氣が届かなくなる。
【3. 少陰経の氣の軌道──天地を貫く垂直軸】
手少陰と足少陰は、まるで天地を結ぶ一本の柱のように働く。
腎=下の氣を湧き上がらせ
心=上の氣を収めて鎮める
この連携があってこそ、人は“安心”して生きられる。
少陰経が崩れると、
上は不眠・焦燥・夢が多く
下は冷え・力が入らない・恐れやすくなる
つまり、氣の垂直構造の崩壊こそ、少陰病の本質である。
【4. 鍼灸で軸を再構築するには】
神門・少府・心兪:神明を安んじ、氣を収める
太谿・復溜・照海・腎兪:腎の火を温め、氣を起こす
命門・関元・気海:命の中軸を再活性化
“心の火”と“腎の水”を調和させることが、 氣の垂直軌道を整える核心になる。
☯️ 鍼仙人は語りかける:
少陰の氣は、天と地をつなぐ一本の柱。 その柱が折れぬように、氣を根から湧き上がらせよ。
🔚まとめ:
少陰経は心・腎の氣をつなぐ、命の軸
手少陰心経=神を宿す氣、足少陰腎経=精氣を支える氣
鍼灸では、氣の垂直構造の再建が重要
🎯今日から活かせる一言:
根があれば、氣は立ち上がる。火と水が交わるとき、命が安らぐ。
📘次回予告:
次回は「厥陰病の氣象」──氣が逆流し、虚実が交錯する複雑なステージに迫ります。
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『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。
プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。 鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。 氣脈走査術、経絡調律法、頭項導引鍼、外邪遮断刺鍼──太陽経を操るための臨床術を日々研磨している。
施術は科学であり、芸術である。 氣は触れ、響き、流れる──その一手が世界を変える。
🟡典拠:『傷寒論』

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