vol.307【傷寒論】氣虚と鍼灸:“氣が足りない”という状態をどう養うか
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月8日
- 読了時間: 4分
氣が湧かない。 声が小さい。 やる気が出ない。
──それは、単なる疲労ではない。 生命の“燃料”そのものが不足している「氣虚(ききょ)」という状態だ。
『傷寒論』においても、「虚」への洞察は深く、 とくに氣虚は“病後”や“慢性不調”の根本に位置づけられる。
今回は、氣虚という見えにくい不調をどう捉え、 鍼灸でどう補い、育てていくかを語る。
【1. 氣虚とは“氣の量的不足”である】
【代表的な症状】
倦怠感/無気力/息切れ
声が小さい/話すのが億劫
食欲不振/寒がり/汗をかきやすい
▶️氣虚は、“氣がうまく作れない or 保てない”状態。 特に脾(消化)と肺(呼吸)の氣生成機能が弱っていることが多い。
【2. なぜ氣が足りなくなるのか?】
慢性疲労/過労/長期のストレス
病後・産後・手術後などの回復過程
冷たいものの摂取/暴飲暴食/不規則な生活
▶️氣虚は“使いすぎ”だけでなく、 氣を作る“源”が枯れてしまった状態。
氣は、自然に湧くものではなく、“養われるもの”なのだ。
【3. 鍼灸で“氣を養う”戦略】
【使用経穴】
補氣の基本:中脘・気海・関元・足三里・脾兪・肺兪
胃腸機能回復:章門・脾兪・胃兪
呼吸の補助:膻中・太淵・大椎
【操作の工夫】
補法主体/リズムは柔らかく・深層に響かせる
灸や温熱で“氣の苗床”を温める
施術は“呼吸”を意識して、氣が入りやすい状態をつくる
▶️氣を補うとは、“根から育てる”ということ。
【4. 養氣の視点:生活と心に寄り添う】
睡眠・栄養・休養が氣の三本柱
無理をしない/氣の節約を意識する
自己否定を減らし、氣の出入りを“開かれた状態”に保つ
▶️鍼灸は、養氣の“土壌”を整えるための耕しでもある。
☯️ 鍼仙人は語りかける:
足りぬ氣は、叱るな。 光も、水も、氣も──育むものだ。 鍼は、氣の芽を育てる“陽だまり”であれ。
🔚まとめ:
氣虚は“氣の生産・維持が難しくなる”状態
消化・呼吸系の弱化、過労、病後などが要因
鍼灸では、氣を補う土壌を整え、ゆるやかに氣を育てていく
🎯今日から活かせる一言:
急がず、焦らず──氣は静かに、育っていく。
📘次回予告:
次回は「氣滞と鍼灸」──流れない氣、溜まる氣にどうアプローチするかを深掘りします。
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『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。 プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。 鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。 氣脈走査術、経絡調律法、頭項導引鍼、外邪遮断刺鍼──太陽経を操るための臨床術を日々研磨している。
施術は科学であり、芸術である。 氣は触れ、響き、流れる──その一手が世界を変える。
🟡典拠:『傷寒論』

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