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vol.307【傷寒論】氣虚と鍼灸:“氣が足りない”という状態をどう養うか
氣が湧かない。 声が小さい。 やる気が出ない。 ──それは、単なる疲労ではない。 生命の“燃料”そのものが不足している「氣虚(ききょ)」という状態 だ。 『傷寒論』においても、「虚」への洞察は深く、 とくに氣虚は“病後”や“慢性不調”の根本に位置づけられる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.304【傷寒論】上実下虚の鍼灸:氣の“重心バランス”を取り戻す術
頭は熱く、足は冷たい。 考えすぎて眠れず、胃腸は働かず。 ──それはまさに「上実下虚」の氣象。 氣が上に偏り、下が空洞になっている“重心の崩れ”である。 『傷寒論』においても、この氣のアンバランスは頻出するテーマ。 今回は、氣の偏りを見抜き、鍼灸でどう整えるかを構造的に解説...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.298【傷寒論】和解法と鍼灸:氣の交差点を整える“調和の術”
氣はまっすぐには流れない。 人の身体は、内と外、上下、左右、陰陽が絶えず交差する。 『傷寒論』における「和解法」は、 半表半裏の氣のぶつかり合いを“調律”するための治法── すなわち、 氣の交差点に調和をもたらす術 である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.288【傷寒論】太陰病の氣象:虚と冷えの奥にある“芯の弱り”
太陰病──それは、氣が静かに沈み、熱もなく、目立たない。 だがその静けさの中にこそ、真の危機が潜んでいる。 今回は、太陰病という“内なる虚冷”の氣象を、鍼灸の臨床視点で深く掘り下げる。 【1. 太陰とは「氣の根っこ」】 太陰=脾と肺の組み合わせ。 脾:氣血を生む「土」...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.285【傷寒論】陽明経と胃・大腸の氣の読み方
陽明病の中心にあるのは、消化器という“氣の炉”の異変である。 胃と大腸は「氣血津液の精製と運搬」という生命活動の根幹を担い、陽明経はその氣の大動脈とも言える経絡だ。 本稿では、陽明経の構造とその氣の流れ方を、現代の臨床鍼灸に活かす視点で解説する。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分
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