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vol.310【傷寒論】氣脱と鍼灸:魂が抜けるような“氣の離脱”を支える術
氣が抜ける。 身体が空っぽになる。 “このまま消えてしまうかもしれない”という感覚──。 『傷寒論』では、生命の氣が根底から抜け落ちるような重篤状態を 「氣脱(きだつ)」 と呼び、その危機的状況における判断と対処法が記されている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.307【傷寒論】氣虚と鍼灸:“氣が足りない”という状態をどう養うか
氣が湧かない。 声が小さい。 やる気が出ない。 ──それは、単なる疲労ではない。 生命の“燃料”そのものが不足している「氣虚(ききょ)」という状態 だ。 『傷寒論』においても、「虚」への洞察は深く、 とくに氣虚は“病後”や“慢性不調”の根本に位置づけられる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.300【傷寒論】虚熱の鍼灸:足りなさが生む“熱”という矛盾を解く
熱があるのに、氣は弱い── それが「虚熱」という不思議な現象。 『傷寒論』が捉えたこの症候は、 氣血が不足しているがゆえに、熱がこもる という矛盾のかたち。 今回は「足りないから熱が生じる」という東洋医学的論理を、 鍼灸という術でどう紐解き、どう調整するのかを追求する。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.299【傷寒論】特殊証・変証の総論:虚実が交錯する“氣のトリック”を見抜く
臨床において、もっとも判断を誤りやすいのは、 “虚実の逆転”と“混合”が起きている状態 である。 『傷寒論』の真骨頂のひとつが、 こうした“複雑な氣のパターン”への鋭い洞察にある。 今回は、虚と実、寒と熱、表と裏が交錯する“特殊証・変証”をどう読み解くか──...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.296【傷寒論】発汗法と鍼灸:氣の扉を開く“表解の術”
「汗をかかせる」のが目的ではない。 発汗とは、“氣を外に向かわせる操作”であり、 閉ざされた表層を開き、邪氣を解き放つ“表解の術”である。 『傷寒論』における発汗法は、 太陽病──すなわち 外邪の初動における防衛反応の調整 を意味する。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.295【傷寒論】治法の総論:発汗・瀉下・和解──氣に触れ、流れを導く操作論
鍼灸の施術とは、“氣への操作”である。 そしてその操作には、方向性・量・リズムがある。 『傷寒論』における三大治法──「発汗・瀉下・和解」──は、 単なる薬理操作ではなく、 氣の流れをどう変えるか という“氣象技術”として読むべきである。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分
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