vol.310【傷寒論】氣脱と鍼灸:魂が抜けるような“氣の離脱”を支える術
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月8日
- 読了時間: 4分
氣が抜ける。 身体が空っぽになる。 “このまま消えてしまうかもしれない”という感覚──。
『傷寒論』では、生命の氣が根底から抜け落ちるような重篤状態を 「氣脱(きだつ)」と呼び、その危機的状況における判断と対処法が記されている。
今回は、氣脱という“命の際”に、鍼灸ができることとは何か。 魂と氣を呼び戻すような、限界の手あてを綴っていく。
【1. 氣脱とは“生命力が限界に達した状態”】
【代表的な兆候】
意識が遠のく/脈が触れづらい/手足が冷たい
冷や汗が出る/顔色が真っ青/無言・反応なし
呼吸が浅くなり、虚脱感が全身に及ぶ
▶️氣脱とは、氣が身から“離れかけている”状態。
氣が根から抜けると、生命は支えを失い、 意識も感覚も、現実から遠のいていく。
【2. なぜ氣は“離脱”するのか?】
大出血・大量発汗・下痢などで急激に氣が漏れたとき
重度のショック・精神的打撃
長年の虚損が極まった末期状態
▶️氣脱は、氣の“供給”も“保持”もできないほどに、 生命エネルギーの根が断たれかけていることを意味する。
【3. 鍼灸で“氣を呼び戻す”アプローチ】
【使用経穴】
意識回復:人中・印堂・合谷・百会
陽氣の回復:関元・気海・神闕(温灸)・命門
脈と呼吸を支える:膻中・中脘・足三里・三陰交
【操作の工夫】
強すぎる刺激は避け、氣の“根”に届く微細な氣呼びを意識
灸は芯まで温める“命の火”として使用
触れることで「氣がある」「命がある」と再認識させる
▶️氣脱の鍼灸は、氣を喚び、魂を慰撫する手業である。
【4. 鍼灸ができる“氣の支え”とは】
生命を引き戻そうとする力に“伴走”すること
静かに、確かに、氣を繋ぐ手を持つこと
「ここに居ていい」と、氣に語りかけること
▶️氣脱の際、鍼灸師は命の“通訳者”となる。
☯️ 鍼仙人は語りかける:
消えかけた灯にも、種火はある。 鍼とは、その火に風を送り、もう一度、燃ゆる氣を起こす術。 それは静かな祈りであり、命への尊敬である。
🔚まとめ:
氣脱は“氣の抜け落ち”によって起こる生命の危機状態
脈・呼吸・意識が遠のき、生命力が底を尽く寸前
鍼灸は氣を呼び戻す“最後の支え”となり得る
🎯今日から活かせる一言:
命の聲は、静寂の中にある──耳を澄まし、手を添えよ。
📘次回予告:
次回は「氣実と鍼灸」──氣が過剰になった時の暴走と、それをどう整えるかをテーマにお届けします。
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〜 鍼灸治療 × 整体 × 美容エステ 〜
“背中に宿る氣の声を聴き取る。”
隠れ家のようなプライベートラウンジで、
消えかけた氣に寄り添い、再び灯す“氣命再起刺鍼”をお届けします。
『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。 プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。 鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。 氣脈走査術、経絡調律法、頭項導引鍼、外邪遮断刺鍼──太陽経を操るための臨床術を日々研磨している。
施術は科学であり、芸術である。 氣は触れ、響き、流れる──その一手が世界を変える。
🟡典拠:『傷寒論』

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<施術・メニュー系> :鍼灸・整体・美容鍼・氣命再起刺鍼・氣脱救急鍼・虚脱調整法・命門灸法・氣の根支え法・意識喚起術・静脈復気術
<症状・お悩み系> :肩こり・腰痛・虚脱感・手足の冷え・意識低下・冷汗・顔色不良・反応鈍化・氣の離脱・体力低下
<ケア対象・ターゲット別> :体力が落ちている方・高齢の方・終末期のケアを求める方・急激な脱力感を感じる方・生命力を補いたい方・病後回復期・衰弱が気になる方・意識がぼんやりしやすい方・冷え体質の方・氣が抜けたように感じる方
<施設タイプ・専門性> :鍼灸院・整体サロン・終末期ケア・氣脱対応・完全予約制・女性専用・隠れ家サロン・口コミ高評価・駅近・生命エネルギー支援
<対応エリア> :六町・北千住・浅草・銀座・吉祥寺・品川・三郷・流山おおたかの森・草加・南千住・青山・恵比寿・東京都・足立区・南花畑・北綾瀬・綾瀬・青井・梅島・西新井・谷在家・舎人・見沼代親水公園・上野・日暮里・西日暮里・秋葉原・表参道・有楽町・豊洲・東京駅・丸の内・世田谷・渋谷・中目黒・高円寺・荻窪・三鷹・葛西・西葛西・東陽町・人形町・八潮・南流山・流山セントラルパーク・柏の葉キャンパス・松戸・我孫子・幕張・千葉市・越谷・川口・大宮・浦和・守谷・つくばみらい・みらい平・研究学園・つくば・千代田区・中央区・台東区・荒川区・世田谷区・品川区・葛飾区・江戸川区・江東区・石岡市・土浦市・水戸市・さいたま市
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