top of page
検索


vol.317【傷寒論】氣虚(補氣)と鍼灸:足りない氣を“補い育む”ための一刺し
動けない。 疲れやすい。 呼吸が浅い。 ──それは、 氣が足りない状態「氣虚(ききょ)」 。 『傷寒論』には、氣の虚弱に由来する発汗過多・倦怠感・食欲不振などの条文が多く存在する。 氣が不足すれば、身体は内外のバランスを保てず、あらゆる機能が“力なく”崩れていく。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.315【傷寒論】氣脹と鍼灸:お腹・胸が“張って苦しい”氣の圧にどう触れるか
息が吸いづらい。 お腹がパンパンに張る。 胸が詰まり、苦しくなる── それは、氣が膨張し、逃げ場を失った状態「氣脹(きちょう)」である。 『傷寒論』には腹満や胸満に関する記述が多く、 それらの多くは氣の停滞ではなく、 氣の“過膨張”による内部圧の上昇 として語られる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.309【傷寒論】氣鬱と鍼灸:心に滞る“氣の重さ”を解き放つ術
氣が重い。 胸が塞がる。 涙が出ない。 ──それは、感情が氣を詰まらせている状態。 『傷寒論』にも、氣の流れが心に閉じこもることで生じる 「氣鬱(きうつ)」という内的停滞 の描写が随所に見られる。 今回は、氣鬱という“こころの渋滞”に鍼灸がどう寄り添い、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.307【傷寒論】氣虚と鍼灸:“氣が足りない”という状態をどう養うか
氣が湧かない。 声が小さい。 やる気が出ない。 ──それは、単なる疲労ではない。 生命の“燃料”そのものが不足している「氣虚(ききょ)」という状態 だ。 『傷寒論』においても、「虚」への洞察は深く、 とくに氣虚は“病後”や“慢性不調”の根本に位置づけられる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.306【傷寒論】氣閉と鍼灸:閉じ込められた“氣の扉”をひらく術
氣が詰まる。 氣が閉じる。 『傷寒論』では、外からの寒邪や内からの情動によって、 氣の動きが完全に閉ざされてしまう“氣閉(きひ)” という状態が語られる。 それはまるで、呼吸も、意識も、流れも止まりかけた静寂──。 今回は、氣の扉が閉じるとはどういうことか。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.269【難経第七十四難】氣はどう動き、巡るのか?〜入出・昇降・運化のリズム〜
氣はとどまらない。 生きている限り、氣は出入りし、上下に動き、めぐり続ける。 その動きこそが「生」のリズムであり、命のリフレインだ。 『難経』第七十四難は、氣の動的構造── すなわち「氣がどう入って出て、昇って降り、どう巡るか」 という“動きの哲学”を私たちに教えてくれる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分
bottom of page