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vol.166【霊枢】アレルギー・アトピーの根治戦略〜免疫ではなく、“氣と正邪の戦い”で診る〜
「季節の変わり目に悪化する…」「薬で抑えても根本的に治らない…」──そう訴えるアレルギー・アトピーの悩み。 西洋医学では“免疫の過剰反応”とされ、対症療法が主となる。だが東洋医学では、これを「正氣と邪氣の戦い」として捉える。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.165【霊枢】不妊と妊活を東洋医学で診る〜氣・血・精・腎を整え、命を迎える〜
「なぜ、授からないのか…」「病院では異常がないのに…」そんな声を、これまで何度も聞いてきた。 西洋医学ではホルモン値や器質的疾患を中心に診るが、 東洋医学は“氣の流れと精の充実”から全体像を診る。 『霊枢』『素問』では、 “腎・精・氣・血”の調和こそが生殖の本質...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.164【霊枢】素問から読み解く自律神経調整〜氣と神を整える“軸の医学”〜
眠れない。動悸がする。疲れているのに休めない。 現代人に多く見られるこれらの症状。西洋医学では「自律神経失調症」とひとくくりにされるが── 東洋医学では、“氣と神のアンバランス”として捉える。 そしてそのバランスを回復させるために、『素問』『霊枢』は驚くほど深く、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 6分


vol.163【霊枢】証とは何か?〜弁証論治の本質〜
東洋医学において、診る、そして考える──それは“治すため”に存在する。 その全てをつなぐのが、 「証(しょう)」という思考システム である。 症状ではない。病名でもない。 その人の氣・血・津液・五臓六腑・感情の全体像を立体的に捉えた結果 ──それが、「証」。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.162【霊枢】精神・情緒に対する鍼灸治療の可能性〜氣を超えて“心”に届く一刺し〜
「最近、何となく気分が晴れない」「やる気が出ない」「眠れない」「涙も出ないのに、心が重たい」── 現代社会には、診断名のつかない“不調”が溢れている。東洋医学はそれらを、“氣の乱れ”として扱うだけではない。 氣の奥にある「神(しん)」の変調 を見極め、整える。それが、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.161【霊枢】補瀉の思想と操作とは?〜鍼灸技術の“攻防”を極める〜
東洋医学において、施術の核心を成す言葉──それが補瀉(ほしゃ)である。 補うか?引くか?氣を“どう動かすか”という判断と技術が、施術の全体を方向づける。 そしてこれは単なる技術論ではない。そこには氣に対する哲学と“対話の姿勢”が存在する。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.160【霊枢】経絡と臓腑のリンクとは?〜なぜそのツボが効くのか〜
「その症状に、このツボが効きます」──東洋医学の臨床ではよく語られる定番フレーズ。 だが、 なぜそのツボなのか? ただの経験則ではない。その根底には、『霊枢』が描いた“経絡と臓腑をつなぐ理論構造”がある。 ツボは単なる点ではない。それは 氣の流れる道=経絡...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.159【霊枢】五臓別の治療戦略:肝虚・脾虚・腎虚をどう診るか〜氣の“根本不足”にどう立ち向かうか〜
東洋医学における「虚」とは、単なる“体力低下”ではない。それは、 氣の根本的な“枯渇”や“生成不足” ──つまり、「生きる力」の深部に起きた異変である。 特に多いのが、 肝・脾・腎の虚証 。これらは“氣を生む・めぐらす・支える”三本柱とも言える五臓であり、そのどれかが崩れれ...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.158【霊枢】虚実・寒熱・表裏・陰陽で治療方針を立てる〜氣のバランスを“4つの軸”で捉える〜
氣は、常に動き、変化している。その動きの“ズレ”や“過不足”が、症状として現れる。 では── そのズレをどう読み、どう戻すのか? 東洋医学は、氣の状態を捉えるために、4つの診断軸を持っている。それが、 虚実・寒熱・表裏・陰陽 。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.157【霊枢】舌診・腹診と五臓のつながり〜氣の“形”と“響き”を診る〜
氣は目に見えない。だが、 氣が“形”となって現れる場所 がある。 それが舌。そして、 氣が“響き”となって伝わる場所 がある。 それが腹。 『霊枢』では、五臓六腑の氣は身体の表面に表れるとされ、舌と腹は、その代表的な**“氣の表出点”**である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.156【霊枢】脈診とは何か?〜手首の奥にある“生き様”〜
脈を診る──それは単に“拍動のリズム”を感じるだけではない。東洋医学における脈診(みゃくしん)とは、 その人の氣・血・臓腑・感情・生活・宿命までも感じ取る 、極めて深遠な技術である。 『霊枢』では、寸口の脈に五臓の氣が集まり、そこに「人のすべてが現れる」と記されている。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.155【霊枢】病邪の伝変ルートとは?〜内から外へ、外から内へ〜
「病は気から」とはよく言われる。だがその“氣”が、どこから侵入し、どのように拡がり、そしてどう退いていくのか──この「病邪の伝変(でんぺん)」こそ、東洋医学が誇る ダイナミックな病理観 である。 『霊枢』では、氣の動きに準じて、邪氣が 表層から深層へ/深層から表層へ...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.154【霊枢】正氣と邪氣の戦いとは?〜免疫と未病の視点〜
東洋医学では、健康とは「氣の均衡」であり、病とは「氣の破れ」だとされる。その中で最も根本的かつ重要なテーマが── 正氣(せいき)と邪氣(じゃき)の戦い。 『霊枢』では、病気の発生には「外から入る邪氣」と「内なる正氣」との戦いがあるとされる。この戦いが起こる“氣の戦場”こそ、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.153【霊枢】氣の生まれる場所とは?〜脾胃・腎・肺に宿る氣の生成法則〜
氣は、どこからやってくるのか?どこに宿り、どこで育まれ、どう巡っていくのか── 生命を支える“氣”という見えない力の源を辿ることは、すなわち「身体という宇宙」の設計図を読み解くことでもある。 霊枢は、氣の生成に関わる臓腑として、特に 脾胃・腎・肺...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.152【霊枢】氣とは何か?〜霊枢が描く“生命の本質”〜
「氣」とは何か? この問いに、私たちは一体いくつの答えを持っているだろう。“エネルギー” “バイタルフォース” “プラーナ”──さまざまな概念が錯綜する中で、**東洋医学の“氣”**は、ただの生命力ではない。 氣は、流れであり、変化であり、意思であり、存在の働きそのもの。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.151【霊枢】刺鍼の深さと方向とは?〜なぜ“深く刺す”と効くのか?〜
「その鍼、深いね」──そんな言葉を患者から言われたことはないだろうか。 鍼灸治療において、“刺す深さ”と“刺す方向”は、施術効果を大きく左右する要素。だが単に「深く刺せば効く」という単純な話ではない。 『霊枢』では、深さと方向が...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.150【霊枢】九鍼の哲学とは?〜なぜ九種類も鍼があるのか?〜
「鍼」と聞いて、一般の人が思い浮かべるのは、おそらく“細くて長い一本の鍼”。しかし、古代の鍼灸において“鍼”とは、決して一本の道具を指す言葉ではなかった。 『霊枢・九鍼論篇』によると──古代には 九種類の鍼 が存在し、それぞれに「目的」「深さ」「操作」「氣の働き」が異なっ...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.149【霊枢】氣口・氣海・氣街とは?〜氣が集まる3つの重要エリア〜
氣の流れを知ることは、東洋医学における治療の基盤である。だが、その氣がどこから出入りし、どこに溜まり、どこを通過するのかを正確に把握している術者は、実は少ない。 『霊枢』には、氣の流れに関する3つのキーワードが登場する。それが──...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.148【霊枢】氣至而有応とは?〜術者と患者の“氣の交感”〜
氣は、ただ流れるものではない。氣は、“届く”もの── そして、その氣が“届いた”ときにのみ、治療は本当に始まる。これこそが、『霊枢』の名句「氣至而有応(き いたって こたえ あり)」の核心である。 この一文は、単なる古典の言葉ではない。氣が通じ合ったときにだけ起きる“身体の...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.147【霊枢】五変の刺法とは何か?〜虚実を超えた“氣の反応”〜
「補か、瀉か」──東洋医学の刺法において、しばしば語られる二択。だが、 虚か実か という表面的な判断だけで、氣の本質を捉えることはできない。 『霊枢』はその先を示している。そこにあるのは、「五変の刺法」──氣の状態に応じて、 五通りの応答法 を使い分ける高度な鍼技である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分
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