vol.305【傷寒論】氣逆と鍼灸:逆流する氣の“方向性”を整える術
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月8日
- 読了時間: 4分
怒りっぽい。胸がつかえる。みぞおちが苦しい。
──それは、氣が“本来の方向と逆に動いている”状態。
『傷寒論』における「氣逆(きぎゃく)」とは、 氣の流れが上に逆行し、身体と心に“圧迫”を生む症候である。
今回は、氣の“方向”に注目し、逆上する氣をどう整えるかを 鍼灸的観点から紐解いていく。
【1. 氣逆とは“氣が帰るべき道を見失った状態”】
【主な症状】
げっぷ・しゃっくり・吐き気・動悸・呼吸苦
胸脇苦満・喉のつかえ・咳・眩暈・怒りやすさ
▶️これは、氣が上へ上へと逆流し、 下行すべき流れが止まってしまった状態。
氣逆は単なる“のぼせ”ではなく、 “氣のルートミス”による衝突現象とも言える。
【2. 氣逆が起こる背景:五臓の“衝突と阻滞”】
肝の疏泄失調:氣が突発的に噴き上がる
胃気不降:脾胃の機能低下で下行せず
肺の宣発・粛降失調:呼吸器系に詰まり感
▶️つまり、氣逆は “氣を動かす臓腑”の不和と、氣の交通渋滞である。
【3. 鍼灸で“氣の方向”を取り戻す技法】
【使用経穴】
肝氣を鎮める:太衝・内関・期門・肝兪
胃気を整える:中脘・足三里・天枢・梁丘
氣を下ろす:関元・気海・三陰交・湧泉
呼吸を整える:尺沢・膻中・肺兪
【操作の工夫】
舌や脈で“氣の上衝サイン”を確認
緊張を緩めて氣の“通り道”をつくる
上から下へ、経絡全体で“氣を導く”意識で刺鍼
▶️氣の操作とは、方向を整える“氣のナビゲーション”である。
【4. 現代における氣逆の増加背景】
怒りを溜める/言いたいことが言えない
睡眠不足・胃腸の不調・過食・ストレス
SNSや過剰な情報で“頭ばかり働かせる”生活
▶️現代人の氣は、出口を失って上に溜まっている。 鍼灸はその“出口”を優しく開く術である。
☯️ 鍼仙人は語りかける:
氣は流れるもの。 詰まりも、逆流も、自然の声だ。 整えるのではない。導くのだ。
🔚まとめ:
氣逆とは氣の流れが本来の方向を失った状態
臓腑の機能低下や感情の停滞が原因となる
鍼灸は氣の“方向”を整え、自然な流れに戻す
🎯今日から活かせる一言:
押さえ込まず、導け──氣には進むべき路がある。
📘次回予告:
次回は「氣閉と鍼灸」──閉じ込められた氣を、どうやって開いていくかを考察します。
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逆流する氣を整え、自然な方向へ導く“氣流整導刺鍼”をお届けします。
『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。
プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。 鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。 氣脈走査術、経絡調律法、頭項導引鍼、外邪遮断刺鍼──太陽経を操るための臨床術を日々研磨している。
施術は科学であり、芸術である。 氣は触れ、響き、流れる──その一手が世界を変える。
🟡典拠:『傷寒論』

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<症状・お悩み系> :肩こり・腰痛・胸のつかえ・げっぷ・しゃっくり・吐き気・のぼせ・喉の詰まり・動悸・怒りやすさ
<ケア対象・ターゲット別> :ストレスを感じやすい方・感情を抑えている方・呼吸が浅い方・のぼせ体質の方・氣が逆流しやすい方・胃腸虚弱体質の方・情報過多で疲れている方・未病を予防したい方・現代病に悩む方・自然な氣の流れを求める方
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