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vol.315【傷寒論】氣脹と鍼灸:お腹・胸が“張って苦しい”氣の圧にどう触れるか
息が吸いづらい。 お腹がパンパンに張る。 胸が詰まり、苦しくなる── それは、氣が膨張し、逃げ場を失った状態「氣脹(きちょう)」である。 『傷寒論』には腹満や胸満に関する記述が多く、 それらの多くは氣の停滞ではなく、 氣の“過膨張”による内部圧の上昇 として語られる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分


vol.309【傷寒論】氣鬱と鍼灸:心に滞る“氣の重さ”を解き放つ術
氣が重い。 胸が塞がる。 涙が出ない。 ──それは、感情が氣を詰まらせている状態。 『傷寒論』にも、氣の流れが心に閉じこもることで生じる 「氣鬱(きうつ)」という内的停滞 の描写が随所に見られる。 今回は、氣鬱という“こころの渋滞”に鍼灸がどう寄り添い、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.305【傷寒論】氣逆と鍼灸:逆流する氣の“方向性”を整える術
怒りっぽい。胸がつかえる。みぞおちが苦しい。 ──それは、氣が“本来の方向と逆に動いている”状態。 『傷寒論』における「氣逆(きぎゃく)」とは、 氣の流れが上に逆行し、身体と心に“圧迫”を生む症候 である。 今回は、氣の“方向”に注目し、逆上する氣をどう整えるかを...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.242【難経第四十七難】“氣口”とは何か?〜寸口脈診の本質〜
脈を診る──それは、氣を診ること。 『難経』第四十七難では、東洋医学における代表的な脈診部位、 すなわち**「氣口(きこう)」=寸口の脈**について深く掘り下げられている。 寸口とは、単なる血流の拍動点ではなく、 氣の状態が最も如実に現れる“生命の窓” なのだ。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.240【難経第四十五難】氣のうねりはどこに現れるか?〜胃脘部と氣の集中点〜
腹の奥が重い。胸のあたりがつかえる。胃が張る──。 そんなとき、私たちは知らず知らずのうちに、「氣の集まり」によって起きる “うねり”を感じているのかもしれない。 『難経』第四十五難は、 氣が「集まりすぎる場所」=氣結の中心点 として、 「胃脘(いわん)部」に注目する。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分
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