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vol.238【難経第四十三難】氣の乱れはどこから始まる?〜内因・外因・不内外因〜
氣は、何かによって乱される。 その“何か”を見極めることこそ、 診断・治療・そして予防の根本 である。 『難経』第四十三難では、氣の乱れを起こす原因を、 内因・外因・不内外因 の三分類で示している。 それは、現代においても臨床的示唆に満ちた“氣の乱れの羅針盤”である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.237【難経第四十二難】氣の消長とは?〜氣が増減するとき、何が起こるか〜
氣は、一定ではない。 日々、刻々と“増え”、そして“減っていく”もの。 『難経』第四十二難では、 氣の“消長(しょうちょう)”──つまり、 氣の盛衰・増減のリズム について述べている。 これは、生命のリズムであり、治療のタイミングを見極める鍵でもある。 【1....

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.220【難経二十五難】五臓の氣はどこで交わる?〜“會”の概念と中焦の秘密〜
東洋医学の本質は、“氣の流れ”にある。 しかし、その氣はただ巡るのではなく、ある場所で交わり、結び合い、再び散っていく。 その「交わりの場」こそが──**“會(え)”**である。 難経二十五難では、この「氣の會」について語られる。それは、五臓の氣が出会い、交わり、融合する中...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.219【難経二十四難】氣逆とは何か?〜上衝・咳・げっぷ・吐き気のメカニズム〜
氣は上に昇り、下に降り、身体を巡る。だがその流れが逆転したとき──身体にはさまざまな“逆のサイン”が現れる。 咳やげっぷ 吐き気やしゃっくり のぼせや頭痛 胃の張りや喉の違和感 東洋医学では、これらを総じて「氣逆(きぎゃく)」と呼ぶ。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.215【難経二十難】“心は君主の官”とは?〜思考・意識・魂を司る氣の中心〜
「心が乱れると、氣が乱れる──氣が乱れると、身体が壊れる」 古来より東洋医学では、「心」を五臓の中でも特別視してきた。 その理由こそが、難経第二十難に記された“君主の官”という表現にある。 本稿では、 “心の氣”とは何か? そしてなぜ“心”が氣の中心に位置づけられるのか、...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.212【難経十七難】五行色体表とは何か?〜色・味・音・臭・志の五感診察〜
「顔色・声・食の好み──そのすべてが診察になる」 東洋医学において、臓腑の状態は“内だけ”を見るのではない。 目・耳・鼻・舌・皮膚──あらゆる五感と外在的な情報から、 氣の状態や臓腑の虚実を見抜いていく。 その鍵となるのが「五行色体表」。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.206【難経十一難】臓腑の病は脈にどう現れるか?〜氣の状態と五臓六腑の関係〜
「この脈、どの臓腑の乱れでしょうか?」 臨床でよく聞かれるこの問い。 東洋医学では、 “氣”は臓腑を通じて脈に映し出される と考えられている。 難経第十一難は、 氣・臓腑・脈 をつなぐ東洋診察の核心を示す一章である。 【1. 臓腑と脈は“氣の写し鏡”】...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.204【難経九難】寸口三部の脈診とは何か?〜手首に映る全身の氣〜
「脈を診るって、結局どういうことですか?」 東洋医学を学び始めた者から、臨床ベテランまで── 常に問い続けられるこのテーマ。 難経第九難では、古来から伝わる「寸口三部」の概念が語られる。 それは単なる“手首の脈”ではない。 氣の海原を、三つの窓から観る診察法 である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.202【難経七難】陰陽の虚実とは何か?〜“偏り”を診る眼〜
「虚実って、どう判断すればいいのか分からない…」 臨床現場で誰もが一度は迷うこのテーマ。 難経第七難では、 陰陽の虚実をどう診断するか という核心が説かれている。 【1. 虚と実、それは“氣の偏り”のサイン】 “虚”とは不足、 “実”とは過剰。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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vol.200【難経五難】気血津液とは何か?〜生命を支える“三宝”の捉え方〜
「氣はわかるけど、血や津液って何なの?」 東洋医学では、氣だけでなく「血(けつ)」と「津液(しんえき)」を重視する。 この三者は、生命活動の“三宝”ともいえる基本構成要素。 第五難では、この“氣血津液”をどのように捉えるべきかが語られる。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
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