vol.248【難経第五十三難】心と腎の関係とは?〜上下の火水を繋ぐ氣〜
- - 鍼仙人 - 高山 昌大
- 4月1日
- 読了時間: 4分
上には心の火。 下には腎の水。
この「火」と「水」が繋がってこそ、 人の氣は安定し、精神も肉体も調和を保つ。
『難経』第五十三難は、心と腎の氣の交流=“心腎相交”という東洋医学の根幹を説いた名篇である。
【1. 心と腎は、陰陽の極】
心=火・陽・上焦・神(精神活動)
腎=水・陰・下焦・精(生命エネルギー)
つまり、心は上に昇り、腎は下に沈む。
この二つが繋がっている状態こそが、
神志が安定し
眠りが深く
恐れも過ぎず
氣が逆上しない
という“氣の穏やかなる状態”を生む。
【2. 心火が過剰になるとどうなるか】
顔が赤く、動悸がして、眠れない
思考が過剰に巡って止まらない
イライラしやすく、不安定
これは、心の火が腎水に制御されていない=“心腎不交”の状態である。
→ 清熱安神・交通心腎の施術が必要。
【3. 腎水が弱くなるとどうなるか】
足腰が冷え、腰が重く
尿が頻繁になり、精力も落ちる
恐れや不安が強まりやすい
これは、腎水が心火を受け止められず、陰陽のバランスが崩れた状態。
→ 補腎・滋陰・養心が必要。
☯️ 鍼仙人はこう観る:
火が燃えすぎれば、水が干上がる。 水が枯れれば、火は暴れる。 火と水の対話が、氣の静寂を生む。 それが、心と腎の交わりである。
鍼仙人はこう考える:心が高ぶりすぎるとき、腎に還れ。 腎が冷えているとき、心に火を。 “氣の往来”こそが、真の調和。
🔚まとめ
心と腎──火と水。 この上下の往来が、氣を調え、命を安んじる。
今日から活かせる一言:火と水が繋がるとき、氣は静かに満ちてゆく。
📘次回予告
次回は、vol.249【難経第五十四難】怒りと氣の関係とは?〜七情が氣を動かす仕組み〜をお届けします。 情動が氣をどう動かし、どう乱すのか──“感情と氣”の深い関係を紐解きます。
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氣は、火と水の往来に宿る。
隠れ家のようなプライベートラウンジで、
“上と下をつなぐ”東洋の手あてをお届けします。
『鍼仙人』院長 高山 昌大
施術歴16年/87,000人以上の施術実績。
プロアスリートや著名人の施術経験も豊富。
鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、多岐にわたる国家資格を保有。鍼灸・柔整・構造医学・東洋医学をはじめとする幅広い知識と手技を融合。
「施術は科学であり、芸術である」を理念に、心身の真の調和を追求。
🟡典拠
『難経』第五十三難

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