top of page
検索


vol.388【小説】迷いの森と氣の封印
氣が怖かった。あの出来事以来、氣を使うたびに、心のどこかで震えが走る。 技術は残っていた。理屈も覚えていた。けれど、“氣を通す感覚”が消えていた。 私はそのまま、深い森へと姿を消した。 【1.】森に沈む 陽が届かない森の奥。鳥も鳴かず、風も吹かず、ただ湿った空気だけが流れて...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 3分


vol.306【傷寒論】氣閉と鍼灸:閉じ込められた“氣の扉”をひらく術
氣が詰まる。 氣が閉じる。 『傷寒論』では、外からの寒邪や内からの情動によって、 氣の動きが完全に閉ざされてしまう“氣閉(きひ)” という状態が語られる。 それはまるで、呼吸も、意識も、流れも止まりかけた静寂──。 今回は、氣の扉が閉じるとはどういうことか。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分
bottom of page