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vol.284【傷寒論】陽明病の氣象:熱の内攻と実証の見極め
氣が内にこもる──そのとき、身体は“戦いの熱”を帯びはじめる。 陽明病とは、太陽病の次のステージにあたる、熱実証の代表格。 しかしこの「熱」とは単なる発熱ではない。氣が過剰に集まり、外に出られず、内で燃え続けることで起こる“氣の閉塞と鬱熱”の状態である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.281【傷寒論】太陽中風と太陽傷寒の違いを鍼灸で診る
同じ「太陽病」のくくりに入りながら、なぜ『傷寒論』では「太陽中風」と「太陽傷寒」が明確に分けられているのか──。 その違いを表すのは、単なる病名や処方の違いではなく、氣の動きと衛氣の状態、そして“身体の守り”の違いである。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.280【傷寒論】発汗の妙:桂枝湯・麻黄湯を鍼灸で捉える
発汗とは、ただ汗を出すことにあらず。 それは氣の操作であり、邪を追い出し、正氣を護る“境界操作”そのものである。『傷寒論』では、太陽病における「発汗すべきか否か」によって、桂枝湯と麻黄湯という二大名方が展開される。 本稿では、それぞれの方剤が意味する“氣の状態”と、鍼灸師が...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.279【傷寒論】太陽病と表証の本質:寒熱・発汗・首項強ばり
「風邪ですね」──この一言で片付けられてしまう症状の裏には、鍼灸師にしか読み取れない“氣の乱れ”が潜んでいる。 『傷寒論』における六経の最初に位置する「太陽病」は、外邪が体表に侵入した“氣の初動”を象徴する存在である。本稿では、太陽病における寒熱・発汗・首肩のこわばりなどの...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 5分
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