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vol.288【傷寒論】太陰病の氣象:虚と冷えの奥にある“芯の弱り”
太陰病──それは、氣が静かに沈み、熱もなく、目立たない。 だがその静けさの中にこそ、真の危機が潜んでいる。 今回は、太陰病という“内なる虚冷”の氣象を、鍼灸の臨床視点で深く掘り下げる。 【1. 太陰とは「氣の根っこ」】 太陰=脾と肺の組み合わせ。 脾:氣血を生む「土」...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.286【傷寒論】少陽病の氣象:寒熱往来と氣のリズム
「寒熱往来」とは、冷えたり熱くなったりという単純な現象ではない。 それは“氣の揺らぎ”──つまり身体をめぐる氣のリズムが乱れ、内外の氣の交信がうまくいかなくなった状態である。 少陽病とは、六経分類における「半表半裏」の病。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分


vol.284【傷寒論】陽明病の氣象:熱の内攻と実証の見極め
氣が内にこもる──そのとき、身体は“戦いの熱”を帯びはじめる。 陽明病とは、太陽病の次のステージにあたる、熱実証の代表格。 しかしこの「熱」とは単なる発熱ではない。氣が過剰に集まり、外に出られず、内で燃え続けることで起こる“氣の閉塞と鬱熱”の状態である。...

- 鍼仙人 - 高山 昌大
読了時間: 4分
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