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vol.25【基・運動】M式横隔膜トレーニング – 呼吸から変わる、体幹と自律神経の安定

  • 執筆者の写真: - 鍼仙人 - 高山 昌大
    - 鍼仙人 - 高山 昌大
  • 3月22日
  • 読了時間: 5分

更新日:3月26日

「最近、呼吸が浅い」「なんだか疲れが抜けない」——そんな悩みを感じていませんか?

その原因のひとつに、私たちが無意識に使っている“呼吸の質”があります。

本記事で紹介する「M式横隔膜トレーニング」は、ただの腹式呼吸ではありません。 横隔膜の機能を正しく引き出し、姿勢・体幹・自律神経までを整える、まさに“呼吸で全身を調律する”エクササイズです。


【そもそも横隔膜って何?】


横隔膜(diaphragm)は、胸腔と腹腔を隔てている筋肉で、呼吸の約8割を担う“主呼吸筋”です。

吸うときに横隔膜が収縮して下がり、胸腔が広がることで肺に空気が入ります。 この横隔膜の動きがスムーズだと、以下のような恩恵があります:


  • 肋骨や背骨の動きが連動し、姿勢が整う

  • 腹腔内圧が高まり、体幹が安定する

  • 内臓がマッサージされ、消化機能が促進される

  • 迷走神経が刺激され、副交感神経が優位になりやすい


つまり、横隔膜は「呼吸のための筋肉」でありながら、「姿勢」「内臓」「自律神経」にも影響を与える多機能な司令塔なのです。



【なぜ、横隔膜がうまく使えなくなるの?】


  • スマホ・パソコンによる前屈姿勢

  • 口呼吸や浅い呼吸の習慣

  • ストレスによる交感神経の緊張


こういった要因で横隔膜が硬くなり、上下にしっかり動かなくなると、


  • 胸で吸う“胸式呼吸”が主になり

  • 肩や首の筋肉(呼吸補助筋)が過剰に使われ

  • 結果的に「疲れやすい」「呼吸が浅い」「姿勢が崩れる」


といった不調を招きます。



【M式横隔膜トレーニングの目的】


このトレーニングでは、次のような状態を目指します:


  1. 横隔膜がしっかり動く感覚を取り戻す

  2. 姿勢を安定させる「腹腔内圧(IAP)」を適切に高める

  3. 呼吸を通じて、自律神経のバランスを整える


学術的にも、呼吸が自律神経系(とくに迷走神経)に影響することは、近年多くの論文で示されています。 とくに、HRV(心拍変動)を指標にした研究では、呼吸法によって副交感神経が優位になる効果が確認されています。



【実践!トレーニング方法】


🔹基本姿勢


  • 仰向けに寝て、膝を90度に立てる(もしくは椅子の上に足を乗せて90°に)

  • 両手をお腹の上にそっと置く

  • 首・肩をリラックス、腰を反らさずニュートラルに


🔹呼吸の手順


  1. 鼻から3〜4秒かけてゆっくり吸う  →お腹が“縦ではなく、360°”広がるように膨らむ(風船のように)

  2. 口から6〜8秒かけて細く吐く  →吐ききる終わり際に、軽く下腹を引き締める

  3. そのまま、次の吸気に入る


🌬ポイント:

  • 吸う時に胸が持ち上がりすぎていたらNG(胸式呼吸)

  • 吐くときに肩が上がるのは代償動作(リラックス不足)

6〜10呼吸 × 2〜3セット/1日1〜2回がおすすめです。


【臨床でも使われる手法】


この呼吸トレーニングは、


  • 慢性腰痛のリハビリ

  • 自律神経失調症や不眠の緩和

  • スポーツ選手のコア安定トレーニング など、さまざまな医療・運動現場でも活用されています。


とくに理学療法・構造医学・オステオパシーの領域では、横隔膜の可動性やIAP(腹腔内圧)を高めることが、体幹安定と痛みの改善につながるとされ、科学的にも多くの研究報告があります。


【まとめ:呼吸が変わると、体が変わる】


横隔膜を正しく使えるようになると、


  • 呼吸が深くなり、疲れにくくなる

  • 姿勢が安定し、体幹がしっかりする

  • リラックスしやすくなり、睡眠の質が上がる


つまり、呼吸は「内臓の整体」であり「脳のリセット」であり「姿勢の支柱」です。

M式横隔膜トレーニングは、 「呼吸という無意識な習慣」を変えて、 「毎日の不調とパフォーマンス」に変化をもたらす、一歩先の健康メソッドです。



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『鍼仙人』院長 高山 昌大

施術歴16年/87,000人以上の施術実績。

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鍼師・灸師・柔道整復師・機能訓練士・登録販売者・調理師など、

多岐にわたる国家資格を保有。

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